『モスバーガー』がこの夏新たに展開するドリンクを発表。時流にぴったりのある仕掛けが施されており…。
大手ハンバーガーチェーン『モスバーガー』では、店名と同じ名を冠した定番メニュー・モスバーガーのミートソースを3年ぶりにリニューアル。多くのユーザーからの注目を集めているが、今の季節だけでなく、現在の時流にもぴったりな新商品が併せて登場することをご存知だろうか。
■時代はテイクアウト
緊急事態宣言が全面解除となり、一時期よりは落ち着いたとはいえテイクアウトの需要は依然高まっている。もはやテイクアウトが不可な飲食店の方が珍しく、店頭で食事をすることに抵抗がある人も少なくないはず。
自分の好きな場所でのんびり食事を楽しめるテイクアウトだが、もちろん弱点も。商品を受け取ってから食べるまでラグが生じるため、「できたて感」が損なわれてしまうリスクが高いのだ。
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■夏ゆえのジレンマ
夏場はコールドドリンクのテイクアウトが増える時期だが、大量の氷を投入されてキンキンに冷えたドリンクは、真夏の気温との相性が最悪。
ツイッターを見ても、「テイクアウトしたドリンク、氷が溶けて味がめちゃくちゃ薄くなってる…」といった嘆きの声が多数上がっている。さらに「ドリンクの氷減らしたいけど、減らすと冷たさが足りない」などジレンマたっぷりの意見も見られ、夏のテイクアウト事情に苦悩する人は多いようだ。
■モスからの刺客
そんなユーザーの不安に呼応するが如く、モスでは16日より新商品の「フルーツティー」を販売開始する。名前だけ見ると何の変哲もないドリンクに思えるが、同商品はオレンジ、マンゴー、イチゴのフローズンフルーツをふんだんに使用。
これらのフルーツは具材としてだけでなく、冷却材としても抜群の機能を発揮してくれる。そのため、同ドリンクに入った氷は他のコールドドリンクと比べてかなり控えめ。
時間が経つと味が薄まるどころか、フルーツの風味や甘味がアイスティーに溶け出す、何とも粋な仕様となっているのだ。薄まったドリンクに頭を悩ませていた人は、一度トライしてみてはいかがだろう。
(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)