進化し続けるコンビニのパン。続々と新商品が登場する菓子パンや惣菜パンはもちろん、ロールパンや食パンなどの食事パンも年々レベルアップしています。その中でも特に気になるのが、コンビニ各社がプライベートブランドで展開している食パン。そこで今回はローソン、ファミリーマート、セブン-イレブンの食パン7種を食べ比べてしてみました!
各社とも最低2種の食パンを展開
ローソン、ファミリーマート、セブン-イレブンの食パンに共通するのは、各社とも1斤あたり108円(税込)と149円(税込)の2種を展開していること。なんとなくお値段の違いで選びがちですが、実際のお味はどうなのでしょう……? そこで今回は、シンプルにそのまま食べたときの味や食感の特徴をまとめました。
ローソン 味わいの食パン
価格:¥108(税込、6枚入り)
製造:山崎製パン
原材料名:小麦粉、糖類、マーガリン、パン酵母、食塩、脱脂粉乳/乳化剤、酢酸Na、イーストフード、V.C
今回の7種の中で、最もハードボイルドだったのがこちら。噛みごたえが一番強く、酸味も強めで、トーストすると小麦感を強く感じました。そのまま食べるよりも、チーズや卵をのせてトーストするお食事パンに向いています。
ローソン 毎朝の食パン
価格:¥149(税込、6枚・8枚入り)
製造:山崎製パン
原材料名:小麦粉(国内製造)、糖類、マーガリン、パン酵母、食塩、発酵種、脱脂粉乳、植物油脂、醸造酢/乳化剤、イーストフード、V.C
一方、最も“もっちり感”が強かったのがこの「毎朝の食パン」。まず驚いたのが、触れたときの“とろっ”とした感触。その心地よすぎる柔らかさに圧倒されつつ一口食べると、しっとりとやわらかい食感のあとに、もちもちとした弾力がやってきました。まずはそのままで食べてもらいたい逸品です。
余談ですが、ローソンの食パン2種には、ひとつだけ気になる点が。パッケージをよくご覧ください。
おわかりでしょうか……? 商品名を表す英語、ハングル、中国語の表記が、どちらも全く同じなんです……! お値段が約40円違うので、外国人のご友人にはぜひご忠告ください!
ファミリーマート ほんのり甘くてやわらかい食パン
価格:¥149(税込、5枚・6枚入り)、¥95(税込、3枚入り)
製造:山崎製パン
原材料名:小麦粉(国内製造)、糖類、マーガリン、パン酵母、食塩、もち米粉、発酵種、脱脂粉乳、植物油脂、醸造酢/乳化剤、イーストフード、V.C
実は、先ほどご紹介したローソンの「毎朝の食パン」(同じく山崎製パン)と原材料がほとんど一緒。ですが、こちらにはもち米粉が入っているので、わずかながら食感に違いがあります。特にトーストしたとき、ローソンのほうがさっくりとしていたのに比べ、こちらは噛みごたえがありました。なお、そのまま食べたときの“もっちり感”は、ほぼ同じです。
ファミリーマート 小麦香るしっとりとした食パン
価格:¥108(税込、6枚入り)
製造:神戸屋
原材料名:小麦粉、果糖ぶどう糖液糖、ショートニング、パン酵母、食塩、発酵風味料、乳等を主要原料とする食品
オーソドックスな食パンが食べたいなら、こちら。やわらかさ、甘み、酸味、すべてが平均といったところですが、その分バランスが◎。シンプルなので、バターやジャムの味を引き立ててくれますよ。
セブン-イレブン しっとり食パン
価格:¥108(税込、6枚入り)
製造:武蔵野フーズ
原材料名:小麦粉、砂糖混合ぶどう糖果糖液糖、マーガリン、パン酵母、食塩、発酵風味料
ファミリーマートの「小麦香るしっとりとした食パン」同様にオーソドックスですが、“低温長時間発酵”によるしっとり感とトーストしたときの味わい深さは、108円(税込)とは思えないクオリティ。味、お値段ともに普段用の食パンとして申し分ありません。
セブン-イレブン ミミまでおいしい セブンブレッド
価格:¥149(税込、6枚・5枚・8枚入り)、¥95(税込、3枚入り)
製造:武蔵野フーズ
原材料名:小麦粉(国内製造)、砂糖、食用調合油(なたね油、オリーブ油)、食塩、パン酵母、発酵種、バター、小麦ふすま
ネーミングに偽りなしの、ミミがおいしすぎる食パンです。他の食パンはミミに酸味が集まりがちですが、こちらはミミが内側と同じくらい甘く、小さな子どもでもぱくぱく食べられるほどやわらかい!
しかも、トーストしてもその食べやすさは健在。普通は焼けば焼くほど固くなるミミが、サックサクなんです。もちろん内側も、しっとりふんわりと優しい口当たりがとってもおいしいですよ。