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いまや胸の大きさよりも? 憧れの“バスト”1位は?

2020年、バストへの意識が変わりつつある? 今、憧れるバストのイメージについてアンケートを実施しました。

時代の気分は、プライド&リラックス。

「最近のバストに関する事象として外せないのが、『自分の体型を愛そう』と提唱する『ボディ・ポジティブ』ムーブメント。数年前から欧米で始まり、この1~2年でさらに活発に」とは、美容ライターの長田杏奈さん。

「例えば歌手のリアーナによる下着ブランド『サヴェージ X フェンティ』のショーでは、体型も肌の色も異なるモデルが多数登場。自分の体を享受し、プライドを持って表現しよう。そんな、ボディ・ポジティブから一歩踏み込んだメッセージが伝わってきます」

また、自宅での時間が増えたことも胸への意識の変化を後押し。経絡整体師の朝井麗華さん曰く、

「息苦しさを感じるとともに、胸や背中の筋肉のコリに悩む声が増える中、胸を中心とする体幹ケアにも注目が集まっています。呼吸法をはじめとするバストケアは、全身をゆるめて健康に導くのにも役立つ。こんな時勢だからこそ、胸をケアすることでの解放感が求められているのだと思います」

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『サヴェージ X フェンティ』のショーはAmazonプライムで視聴可能。大手ランジェリーブランド『ヴィクトリアズ・シークレット』でも多様な体型のモデルを起用するなど、世界中で新たな価値観が浸透中。Getty images

Q. 今、憧れるバストのイメージは?(複数回答)

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A. 乳首の形がいい…58%、質感が柔らかい…58%、大きい…53%、肌に透明感がある…53%、左右のバランスがいい…50%、脇がすっきりしている…45%、デコルテにハリがある…43%、上向き…38%、小ぶり…10%

大きさ至上主義は過去のものに。

では、女性たちがいま理想とする胸とは? anan総研へのアンケートの結果は上記の通り。少し前まで不動の1位だった「大きい」願望はややトーンダウン、「“おっぱい番長”として13年間、『バストは大きさじゃない』と訴えてきた身としては嬉しい限りです(笑)。典型的なイメージから離れ、ひとりひとりがより自分のなりたいバストを志向していることの表れでは」(朝井さん)

注目したいのは、小ぶりがいいと答えた人が1割いること。

「大きいのが悩み、とはっきり言えなかった人が声を上げ始めているのかも。下着メーカー『ピーチ・ジョン』でもリアル体型の女性をモデルに使ったり、芸人のバービーさんとコラボして大きなサイズでも心地よい下着を作ったり。社会の標準に自分の体を合わせたくない、という流れが日本でも起きているしるしでは」(長田さん)

長田杏奈さん 美容ライター。著書に『美容は自尊心の筋トレ』(Pヴァイン)。フェミマガジン『エトセトラ』VOL.3の責任編集を手がけた。

朝井麗華さん 経絡整体師。バストをはじめ全身を整える独自メソッドを提唱。今秋、表参道にバストサロン『B by Reika Asai』をオープン。

※アンケートはanan総研メンバー78名の回答による(2020年7月実施)。

※『anan』2020年9月16日号より。

(by anan編集部)

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