不漁の影響で、今年は秋の味覚・サンマが高騰中…「もはや高級魚」と嘆く声や、あまりの高騰ぶりに「買えない」「今年は諦める」という人まで
秋の味覚の代表格であるサンマ。手頃な価格で手に入る庶民の味方でもあったのだが、今年は異常な事態が起こっている。
■スーパーの鮮魚コーナーに異変
9月上旬、店頭にも新物のサンマが並び始めたが、旬な秋の味覚が並んでいるというのに、しらべぇ編集部員が訪れた神奈川県内のスーパーでは、行き交う客は誰も手に取ることはなかった。
その理由は、今までに見たこともないような値段が付けられていたためで、しらべぇ編集部で確認した際には一尾498円(税抜)、二尾で980円。まさしくありえない光景である。
その隣で売られていた「解凍サンマ」は、取材時には二尾で200円という値が付けられていた。
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■ネット騒然「高級魚」「買えない」
深刻な不漁が続いているため、今まで見たこともないほど高騰している生サンマに、インターネット上でも「見たことないぞ、こんな値段」「すっかり高級魚になってしまった…」と、驚きの声が続出している。
あまりの高騰ぶりに、中には「庶民には買えない値段です」「買えない」という嘆きの声も。「二尾980円って、、高級魚すぎる。近い将来、さんまは食卓のお魚じゃなくなっちゃうのかなぁ」という不安の声もつぶやかれていた。
■鮮魚店「高くて小さく…売れない」
また、別の鮮魚店には生サンマはなく、店の奥にひっそりと解凍サンマが少しばかり並んでいるだけであった。
事情を聞いてみると、「今日も生サンマは入ってきていません。今月に入って(生サンマは)1度入ってきましたが、とにかく高くて。そのうえ小ぶりで細いし……売れない」と話す。こうした状況のため、生サンマを販売しない鮮魚店も少なくないそうだ。
庶民の味方が一変、高級魚となってしまったことに、インターネット上では「今年はサンマ諦めるかな…」といった声もつぶやかれている。
(取材・文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)