ワークマンの真空保温ペットボトルホルダーのお手並み拝見
すっかりと秋も深まり、冬の訪れを感じ始める11月、温かい飲料を購入する回数が増えてくるのではないか。コンビニでは最近、500ml容器がメジャーとなっており、飲み終わる頃には完全に冷えてしまったなんてことも多い。
■品薄の大人気商品
その不満、ワークマンの「真空保温ペットボトルホルダー」で解決できるという噂を耳にしたので、近所のワークマンに問い合わせてみたところ、「現在、店舗に在庫はございません」という回答。
さらに2.3店舗に問い合わせるも、在庫はなし。ワークマンのオンラインストアでも販売終了になるなど、大人気商品となっていた。
それでも諦めずに別店舗に電話をしたところ、「2個だけあります。ご購入なら早めに…」と言われたので、猛ダッシュで店舗へ向かい、お目当ての「真空保温ペットボトルホルダー」購入した。
左:真空保温ペットボトルホルダー 右:真空保冷ペットボトルホルダー
じつはこの商品、今年の夏に大ヒットした「真空保冷ペットボトルホルダー」の秋冬シーズン向けの新商品となっている。
大きな違いは2点で、温かいコーヒーやお茶など、横幅が太めのペットボトル容器に対応したサイズとなっていること、取っ手がついて持ち歩きやすくなっていることである。どれほど保温するのかお手並み拝見といこう。
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■5℃の冷蔵庫で冷やしてみる
コンビニで購入した温かいコーヒーを真空保温ペットボトルホルダーに入れて測ってみると、59℃を記録。飲むとホッとする最高の温度である。
保温性を検証する実験として、極寒の冬を想定した5℃の冷蔵庫に入れて、1時間ずつ合計3時間の間、計測することにした。比較用に100均で販売していた、保温効果があるドリンクホルダーでも同じ実験を行う。急激な温度の低下に対して、どこまで持ちこたえてくれるのだろうか。
■1時間後はまだ温かい…?
1時間後に真空保温ペットボトルホルダーの温度を測ると、51℃を記録。8℃下がったが、余裕で暖かく飲める。その一方で、100均のドリンクホルダーは43℃となり、16℃も下がってしまった。
まだまだ実験は終わらず、2時間後にも計測。真空保温ペットボトルホルダーは、45℃でギリギリ温かいといえるところでなんとか踏ん張っている。しかし、100均のドリンクホルダーは、34℃で完全にぬるくなってしまい、もはやホットコーヒーとはいえないだろう。
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■何時間保温するのか
運命の3時間後、真空保温ペットボトルホルダーは40度を記録。5℃下がるだけで、さすがにぬるいと感じてしまった。湯船に浸かるときも45℃は熱いが、40℃は少しぬるいので仕方がないのかもしれない。そして、100均のドリンクホルダーは23℃で、冷たい飲料の仲間入りとなった。
まとめになるが、真空保温ペットボトルホルダーは1時間ごとに、51℃→45℃→40℃と推移。真冬の外の場合は、遅くとも購入後1~2時間で飲み切ることをオススメする。温かい室内では、3~4時間の保温効果が期待できるのではないか。
(取材・文/しらべぇ編集部・小野田裕太)