<ライフイベントとお金の貯め方>50代:老後資金を貯める!
■人生、最後の貯めどきを迎える
子どもが大学を卒業しひとり立ちした後は、夫婦ふたりだけとなり、人生最後の貯めどきを迎える。夫婦共働きで、老後の資金を貯めるように頑張ろう。
老後の生活費▶約3,000万円必要
掛け金が全額所得控除になる個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)や、国民年金基金を利用して、しっかり積み立てる。
両親の介護▶約550万円必要
親の介護が必要になると、そのための費用を親が用意している場合はいいが、自分たちで負担しなければいけないことも。
+αアドバイス
Advice 1:お葬式は家族葬など、今の時代はシンプルが主流
親の葬式は、生前に親の意向を聞いておき、もし家族やごく親しい人だけでゆっくりお別れができる家族葬を希望しているなら迷わず選択したい。費用は、一般的なお葬式が約200万円程度かかるとすると、家族葬はその5分の1の40万円程度でとり行えることも。
Advice 2:住宅ローンの返済は現役中に終わらせておきたい
住宅ローンの残債は退職金で支払うことをイメージしている人も多いが、今の時代は退職金が必ずもらえるとは限らない。もらえたとしても、退職金で住宅ローンを完済するとなると、老後の生活費が手薄になりそう。住宅ローンは、現役時代に繰り上げ返済などを利用して完済することを目標にしよう。
教えてくれたのは……
丸山晴美(まるやま・はるみ)先生
【PROFILE】
ファイナンシャルプランナー。節約アドバイザー。『steady.』の連載をまとめた『簡単! しっかり貯まる お金の基本』(¥680/宝島社)や、『驚くほど貯まる! ポイ活カードケース』(¥1,300/宝島社)、新刊『50代から知っておきたい! 年金生活の不安、解消します』(¥1,100/幻冬舎)が好評発売中。
取材・文/金野和子
イラスト/Nobby
(steady. 2020年11月号)
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WEB編集/FASHION BOX
公開日:2020.11.11