毎年多くのネイリスト達が受けているであろう日本ネイリスト検定試験。3級から1級までの階級があり、3級と2級は年4回の試験が行われています。3級のアートテーマは「フラワー」と決まっていますが、2級と1級に関しては、毎回違ったアートテーマが定められています。受験生はこのテーマが何になるのかいつもドキドキ気になるところですよね!今回は過去5年間を遡って、今までの歴代アートテーマを振り返って見たいと思います。ぜひサロンワークでもアートの参考にしてみて下さい。
ネイル検定ってなに?
正式名称は「公益財団法人日本ネイリスト検定試験」と言います。
国家資格ではありませんが、ネイリスト達の登竜門になっており、1級合格者にはプロネイリストの称号が与えられます。技術の高いネイリストである、とお客様からの信頼を得る事ができますので、ネイリストを目指す方達にとってとても重要な試験なのです。
Grace
試験内容は、3級はネイルケアとポリッシュが中心です。2級ではそれにリペアや、アクリル絵の具のアート、1級では、アクリルスカルプ、3Dパウダーによるミックスメディアアートなどが加わります。ジェルネイルが主流のサロンワークでは、その技術自体を耳にする機会が少ないかも知れません。でも、アートはジェルネイルでも活かすことが出来ますので、今回はサロンワークでも使えるアートにスポットを当てて歴代検定テーマを振り返ってみたいと思います。
5年前、2012年のアートテーマは?
3級のアートテーマは、ずっと変わらず「フラワー」ですので、2級と1級のアートに絞って見てみましょう!
4月「蝶」10月「ハロウィン」
2012年は、2級と1級試験は4月と10月の年に2回しかありませんでした。
4月は春らしく「蝶」がテーマに。2級はアクリル絵の具で描き、1級は3Dで作るという課題です。事前に指定された指1本にアートを施しますが、ここではサロンワークで使えるスタイルでご紹介します!
鮮やかな蝶
試験ではストーンを使う事もオッケーなので、こんな並べ方も素敵ですね。参考になりそうです。
クリアベースで。
「蝶」は華やかに、花と一緒に描いたりすると完成度が高いアートになりそうです。
秋は「ハロウィン」。カボチャがメインテーマになっていました。1級はカボチャを3Dに作ることが課題でした。サロンでオーダーの多いテーマなので、たくさん練習した受験生の方は、早速活かすことが出来たのではないでしょうか?
色でハロウィンぽく。
お化けや、カボチャなど顔を描く事の多いアートテーマでした。どんな風に描くとかわいい表情になるのか参考になりますね。
4年前、2013年のアートテーマは?
4月「バラ」&「チェック」10月「リボン」&「レース」
2013年はアートテーマが級によって分かれていました。春は1級が「バラ」の3Dアート、2級が「チェック」柄でした。
3Dの「バラ」はオーダーも多いので、検定でなくとも必須の技になりそう。作り置きも出来るので、いくつかバリエーションを用意していればお客様が選ぶのも楽しいですね!
一点豪華に
大輪のバラも、一枚一枚作った花びらを組み合わせて作っています。
バーバリー風チェックは大人気!直線で仕上げるチェック柄は試験の時には、上手く引けるかどきどきしちゃいますね!練習あるのみ!
秋冬定番のチェック!
「チェック」もたくさんあるので、迷っちゃいますね。カラーを変えるだけでも印象が変わるので、バリエーションは無限大!
秋の1級テーマは「リボン」でした。ぷっくり左右同じように作るのがポイントですね!
白リボンが清楚な印象
試験での3Dは要項で大きさが決まっているので、よく確認して大きすぎずに正しく作りましょう。
細かく描くレース柄は、やっぱり白がキレイ!対象に描くのがポイントです。
手描きレース
クリアに描いても素敵。細かいアートは緻密なデザインがカギ。