ハーブやスパイスを巧みに使った、いつもと差がつくおつまみをご紹介。簡潔なレシピで、あっという間に作れるから、家飲みがグッと楽しくなりそう。
毎日晩酌を楽しんでいるというサルボ恭子さん。今回教えてくれたのは、お酒に合うことはもちろん、和える、はさむ、混ぜる…と、ほろ酔いでも作れるくらい手軽なのに、とびきりおいしくてテーブルに並べてもサマになるおつまみ!
「おつまみは、あくまでもお酒をおいしくいただくためのもの。普段のおかずよりも、少し濃いめの味つけを意識します。そして塩気が多い分、量はちょっと少なめに。お酒がすすむおつまみを作るコツはこのふたつだけです」
食材や調味料の新鮮な組み合わせもお酒の席をより楽しいものにしてくれる。サルボさんの手にかかれば、和のイメージが強い食材も、違和感なく洋風おつまみへと変身! もちろん、ワインとだって好相性。
「特に魚の旨味がつまっているかまぼこは、和にも洋にも活躍する万能食材のひとつ。意外に思われるかもしれませんが、ハーブと相性のいい和食材は多いんですよ」
気軽な家ごはんの時の良き前菜にもなりそうなラインナップは、お酒好きはもちろん、飲まない人でも楽しめるものばかりです。
混ぜるだけで、タラコヨーグルトディップとポテトチップス
酸味とコクのあるプレーンヨーグルトで、さっぱりとしたおいしさに。水切りせずに作れるから楽ちん。
作り方(1人前)
薄皮から中身を取り出したタラコ1腹(50g)を、水切りしないままのプレーンヨーグルト40gとよく混ぜ合わせてソースを作る。うすしお味のポテトチップスをお好みで器に盛り、ソースにディップしながら食べる。
トースターで、パリパリ焼きそば
パリパリの食感の決め手は、麺にごま油をよく絡めること。ビールによく合う塩焼きそばは、〆の一品にも。
作り方(2人前)
蒸し焼きそば1袋(170g)を袋から出し、ごま油大さじ1をよくからませてほぐし、オーブンシートに薄く広げる。トースターで麺がパリパリになるまで焼き(7~8分が目安)、塩小さじ1/2とこしょう少々を全体にまぶし、よくほぐして器に盛る。小口切りにした万能ねぎ2本分を上に散らす。
和えるだけで、かまぼこの粒マスタードからめ
かまぼこのキュッ、粒マスタードのプチッとした食感の取り合わせが楽しい! 冷やした白ワインに合わせたい。
作り方
かまぼこ80gは2cm幅に2枚に切り、それぞれを縦に3等分する。粒マスタード大さじ1を加えて和える。
さるぼ・きょうこ 料理研究家。テレビや雑誌などで活躍する傍ら、アトリエで料理教室も開催。著書に『飲めるおつまみ ウマつま』など多数。
※『anan』2017年12月13日号より。写真・小川朋央 スタイリスト・城 素穂 文・野村紀沙枝
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