平均15kgもあるという「札幌大球」。ツイッターに投稿した方に話を聞いてみると…
人は大きいものに心を奪われてしまう生き物。巨大生物や巨大な建造物を見ると、なぜかワクワクするという人も多いのではないか。いまネットでは、大きすぎるキャベツに注目が集まっている。
■片手では持てないほど大きいキャベツ
キッカケはとあるツイッターユーザーの方が、「ドデカキャベツ、何して食べようか」とコメントを添え、インパクト抜群の写真を投稿。片手では持てないほど大きいキャベツ、一体どれほどの重さなのか気になる。
ネットでも、「嘘でしょ、めちゃめちゃでかい…」「こんなの見たことない」「凄すぎる、立派だ」など驚きの声が多くあがった。このキャベツはどんな品種なのだろうか。
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■北海道の伝統的な野菜だった
投稿者の方に詳しい話を聞いてみると、「これは札幌大球というキャベツで、私の祖父母が『趣味』で育てたお野菜です。祖父母は変わりもののお野菜を見つけては取り寄せています」と丁寧に話してくれた。
この札幌大球、平均で15kg前後の重さ(普通のキャベツは1kg程度)がある北海道の伝統的な野菜。一部地域のスーパーマーケットなどで買うことができるそうで、ニシン漬けにするのが一般的だ。しかし最近では、作り手の高齢化もあってか、家庭の食卓に出る機会も減っているという。
■大きすぎるロールキャベツの衝撃
投稿者の方は、札幌大球を使用してどんな料理を作ったのか聞いてみると、「今回はロールキャベツとして食べました。2日目は、お味噌汁や塩ダレキャベツのようにします。札幌大球はお漬物にするのが普通だと思うので、わが家の食べ方は邪道だとクレームを言われそうですが…」と、現地の伝統的な食べ方をリスペクトした回答。iPhoneと比べると、ロールキャベツの大きさが際立っている。
しっかりと煮込まれたロールキャベツは、一つでもお腹が満たされそうなほど大きい。気になるその味はというと、普通のキャベツよりも葉が肉厚で甘みも強いそうだ。漬物も良いが、普通のキャベツとして食べるのも「とてもおいしいです」と激推してくれた。
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■2日で11枚の葉を食べても…
ちなみに投稿者の方は、2日間で11枚のキャベツの葉を使用。それでも半分以上は残っているように見えるように、とてつもないボリュームだということが分かる。一人で食べ切るのには、相当な時間がかかりそうだ。
ネットで話題になるほどのインパクトがあって、おいしい札幌大球。生産者や消費量の減少に負けずに頑張ってほしいところだ。
(取材・文/しらべぇ編集部・小野田裕太)