運勢を知る手立ての一つ、手相。自分で見られるようになれば、より開運につながるかも。基本的な手相の見方を、「テソーミルーム」主宰の日笠雅水さんに聞きました。
線の流れの向き
線にはそれぞれ流れの向きがあり、それにより、“出発点”“先端”などを判断。「例えば感情線は小指側が出発点で、人さし指側に流れると考えます。よって、“感情線の先が二股”というときは、矢印の先側が分かれていると観て。また、運命線と生命線の流れからは年齢を読み取ることもでき、出発点側が若い時期を示します」
各線の流れは上の通り。矢印の方向を先端と観る。先端が二股、線の先が弱まるなどは、矢印方向に向かってのことと考える。
線が直線的/弧を描く
定規で引いたようにまっすぐなら直線的、放物線のように緩やかなら弧を描いていると判断する。「直線的な人は『現実』『直球』『理論』などがキーワードで、計算能力に長け、シャープなものの考え方をするタイプ。一方、弧を描いている場合は『おっとり』『ロマン派』『穏やか』『柔軟』など、たおやかさを感じさせる性質を象徴しています。例えば、感情線は、心の受け皿を象徴していますが、直線的な人はクール、曲線的でスープ皿のような人はそれだけ多くのものを受け止める許容量がある、と判断できます」
写真左は、基本3線がすべて、緩やかに弧を描く。このタイプは、物事をゆっくり考える傾向あり。現実よりロマンを大切にし、感情の起伏が激しくないタイプ。写真右は、感情線と頭脳線が、共に直線的なタイプ。感情線からは現実的でクールな性格が、頭脳線からは即断即決型で、計算力に長けていることが判断できる。
線の切れ目/切り替え
途中で線が切れている場合、切れた先の線が薄くなっている場合を「切れ目」、切れた先も同じくらいの濃さで線が続く場合を「切り替え」と考える。「線の切れ目は、変化へのアクシデントを表す暗示なので注意が必要なとき。一方、切り替えは、そこを転機に新しい人生が花開くと考えて」
写真左は、○の切れ目を境に、線Aよりも線Bが先端に行くほど細い。切れ目付近の線Bが太くなっているので、アクシデントを乗り越えつつある状況と観ることができる。写真右は、線Aが○で切れ、線Bへ続く。切れた先の線Bが、線Aと同じ濃さと太さなので、切り替えと観る。生命線の切り替えから、体質や生活拠点の変化の時期などを読み取ることができる。
日笠雅水さん 「テソーミルーム」主宰。心が癒され、前向きになれる個人鑑定や、楽しく手相が学べる“テソーミ教室”が大人気。ツイッター(@maaco3)では、質問に答えるQ&Aも随時開催。
※『anan』2018年5月23日号より。
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