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幸せを感じる力が強い…しんどいだけじゃない!「繊細さんのメリット」

ライフスタイル

繊細さん(HSP)とはどんな気質?

今回は投薬を前提としない、これからの時代に必要な新しいメンタルケアを提唱する心療内科『ベスリクリニック』院長 田中 遥先生に繊細さんについてお話を伺いました。

HSPとはHighly Sensitive Personの略。アメリカの女性心理学者 エレイン・アーロン博士により提唱された概念です。日本では繊細さんとも言われていて、人よりも音やその場の雰囲気、人の態度などに対して過敏に反応してしまう人のことを言います。そしてこの繊細さんは病気ではなく気質です。

繊細さんの特性としては以下の4つ全てに当てはまる人を指します。また、アーロン博士が作成したセルフチェックテスト(日本語版も)があり、気になる方は試してみてください。

【繊細さんの特性】
深く処理をする
過剰に刺激を受けやすい
全体的に感情の反応が強く、共感力が強い
些細な刺激を察知する

例えば、筆者である私も繊細さんですが、音が苦手で特にエアコンの室外機やジーと絶えず響く音を敏感にキャッチしてしまうため、部屋の薄い窓を防音マットと防音シートで塞いでいます。狭いホテルの部屋の冷蔵庫も寝る前にコンセントを抜きます。

また、繊細さんは人よりも深く処理する気質でもあるため、人が多いところやガヤガヤしているところは繊細さんではない人に比べて情報量や刺激も多く感じられ、すごく疲れてしまいます。共感力も高く、人の嘘や態度にも敏感なため、不機嫌な人がいると自分もドギマギしたり、無駄に気を遣ってエネルギーを消費し、疲弊してしまいます。

このように「もっと鈍感力があったら楽なのに!」と生きずらさを感じている人も多いと言います。そして刺激を避けるために内向的になってしまう人も。今までこの繊細さんという気質が知られていなかったため、多くの人が自分自身の理解や対応に苦しんできました。

繊細さんを知ることで自分も、周りも楽になる

繊細さんは、遺伝子レベルで生まれ持った気質のため、変えることはできないとも言われています。ただ、知ることで対策を取ることができます。

筆者の場合はこの気質を知ることで「こう感じてしまうのは、しょうがないことだ」と自分を認め、許せるようになり楽になりました。ノイズが気になる時は遮断できるならして、できない時は心地よい音楽を聞くようにしています。

また、誰かが機嫌が悪い時など、その場から立ち去れるようだったら、すぐに去るなど自分なりの対処法が分かるようになりました。周りもこの気質を理解しておくことで繊細さんのパートナーや同僚の動き、言動を少し理解できることでしょう。

また、性格は3つの層からなると田中先生は言います。ベースは気質、2つ目に個性、そして行動、週間、趣味などです。気質は変えられなくてもその他は社会環境や自分自身の興味、周りの影響で変わるので一概に繊細さんだからこういう人とは言えません。あくまでもベースにある気質なんです。

内向的とは限らない! 刺激追求型の繊細さんさんもいる

繊細さんといえば刺激を避けるため内向的になりやすいですし、多くの人が繊細さんにそのイメージを持っています。しかしHSSというひと一倍刺激を探求する人たちもいます。これはHighly Sensation Seekersの略でマービン・ズッカーマンが提唱したものです。こちらは好奇心旺盛で、衝動的、リスクをいとわず行動する傾向があります。

例えば初めての出来事を楽しみたいと日々、探していたり、型にはまった毎日にならないようにするなど、何らかの刺激を求めます。そして表のようにHSP(繊細さん)とHSSが高い人は繊細にも関わらずリスクに飛び込みます。

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