三代目 J Soul Brothersのパフォーマーとして、そして三代目のコレオグラファーとしても活躍しているELLYさん。グループの中ではどんな立ち位置? と聞いてみたところ…。
「特攻隊長(笑)。振り付けとかもそうなんですが、新しいものを提案したり、誰もやったことがないところに真っ先に向かっていく。それが僕の役割だと思ってます。未開の場所に切り込むのは怖いけれど、やらないで諦めるんだったら、挑戦して失敗するほうを選びたい。成功者と呼ばれる人たちも、失敗があって、今の位置にたどり着いたんだと思うんです。だから思いついたことには、どんどんチャレンジしていきたい」
ニューアルバムは、ボーカリスト2人のソロ作品と、グループとしての作品、さらには映像作品付きも、という前代未聞のボリューム感。それに関しても、“三代目らしい”と嬉しそうにニッコリ。
「三代目って、音にしても、パフォーマンスにしても、“こういうの面白くない?”って思うことを、次々に形にできてしまう柔軟性がある。それはたぶん、7人のキャラクターが全く違うから。そのぶん懐が深いのかなって思います。今回もその“面白さに対する欲望”を形にしたら、こんな贅沢な形になっちゃいました(笑)。僕としては、『RAINBOW』という曲でグループに関する歌詞を書き、そしてラップをしたのが、新しい試みですね。7人それぞれの色があって、それが一緒になって虹になり、輝くのは“ファン”という太陽がいるからだっていう、そんな思いを込めた歌詞なんですが、ぜひそこを聴いてほしいです」
目の前にある“未来”としては、7月からソロプロジェクト・CRAZYBOYとして、ソロツアーがスタートする。
「三代目でのライブは、ドームとかちょっと“非日常”な感じがあると思うんですが、ソロのライブは、もっとファンと密な距離感を作りたくて。同じ場所で同じ空気を共有している実感が持てるような、そんなライブにしたいです」
60歳まで踊れたら、という夢を語るELLYさん。一方で、パフォーマーとしてではない、もう一つの夢があるそうで…?
「社長になりたいんです(笑)。才能がある人たちがもっと活躍できる、そんなプラットフォームを作るための会社を設立して、同世代はもちろん、自分より若い子たちの応援をしたい。え、結構真剣ですよ、俺(笑)。夢って、自分の今の実力が50あったとして、そこに自信が50加われば、絶対叶えられると思ってるんで。60歳のときには、踊ってるし、社長として成功してると思います(笑)」
エリー 1987年9月21日生まれ、青森県出身。ダンサー、ヒップポップアーティスト、振付師。CRAZYBOY名義のアルバム『NEOTOKYO IV EP』配信中。7月より全国7か所のソロツアー「CRAZYBOY presents NEOTOKYO~THE PRIVATE PARTY 2018~」がスタート。
デニムジャケット¥145,000(OFF‐WHITE % VIRGIL ABLOH TM/イーストランド TEL:03・6712・6777) その他は本人私物
オリジナルアルバムとしては約2年ぶりとなる新作『FUTURE』を6月6日にリリース。今市隆二・登坂広臣それぞれのソロを含めた3枚構成。映像ディスク付き7枚組のタイプでは、各メンバーの1年間を捉えた長編ドキュメンタリー映画『SEVEN/7』も完全収録。http://jsoulb.jp/
※『anan』2018年6月6日号より。写真・YASUNARI KIKUMA(symphonic) スタイリスト・渡辺康裕(W) ヘア・宇津木 剛(PARKS) メイク・船引美智子 ヘア&メイク・千絵(H.M.C) 下川真矢 取材、文・菅野綾子 河野友紀 重信 綾 瀬尾麻美 古屋美枝 保手濱奈美
(by anan編集部)
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