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みんなのリアル家計簿、チェック!/実家暮らし
世の中が一変し、モノやお金に対する価値観に変化が出てきた今、マネーの知識を持つことが大事。実家暮らしの場合、どうやりくりするのが正解なのでしょうか? ファイナンシャルプランナーの丸山晴美先生に家計簿をチェックしてもらいました!
実家暮らし:加奈子さん(仮名)会社員・26歳
【PROFILE】
不動産関連に勤務。コロナ禍で買うようになったものは、気分転換に使えるコーヒーなどの嗜好品。逆にイベントや外出などが減ったのでセルフネイルへシフトし、サロン代が浮くように。
加奈子さん(仮名)の1カ月の収支
手取り月収 20万円/支出 10〜15万円
<支出の内訳>
食費……¥20,000〜30,000
美容代……¥10,000
交際費……¥20,000〜30,000
犬のローン代……¥40,000
携帯電話代……¥10,000
娯楽代……¥10,000〜20,000
※余ったら貯金へ
「会社に行くときのランチはコンビニが多く、PayPayのみで決済。ランチは月1万円におさめ、最近は減りましたが、友人との夜ご飯なども含めて食費は2〜3万円。貯蓄を増やすために投資をしたいけどリスクが怖い……」
<やりくりポイント>
「ポイ活をがんばっています! ポイントが2倍つく日を狙って購入。もしくはクレジットカードを使ってクレカのポイントを貯めています」
評価:もっとがんばりましょう
★★☆☆☆
「支出が10〜15万円とアバウトですね。貯め時なのにどんぶり勘定はもったいない。住宅ローン以外、ローンを組んで何かを買うのは避けること。ローンは収入の先取りとなるため、欲しいものはお金を貯めてから買うのが鉄則です。お弁当を作るなど日々のムダを省いてお金を貯めましょう」
(丸山先生)
新習慣! まずは先取り貯蓄をしっかりやること!
「実家暮らしで月の支出が10〜15万円なら月10万円は貯められるはず。10万円を先取り貯蓄にして、残ったお金でやりくりを。投資よりも先に、毎月の貯畜額を増やしたほうがいいですね。貯蓄分はなかったものとして、収入の半分を貯蓄に回したら、残りのお金は犬のローン、そして携帯電話代を払って、残りの5万円は優先順位を考えてやりくりしてみましょう。携帯電話も格安SIMにするともっと安くなります。犬のローンに金利がついているなら、早めに繰り上げ返済をしましょう」
(丸山先生)
教えてくれたのは……マネーのプロ 丸山晴美先生
【PROFILE】
ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー、節約アドバイザー。マネーの専門家としてテレビや雑誌などで活躍。著書に『貯まる女になれる本』(宝島社)などがある。
イラスト/林 朋子
取材・文/弓削桃代
(steady. 2021年3月号)
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WEB編集/FASHION BOX