デパートで販売されているブランドコスメ――いわゆる「デパコス」は、常にトレンドを席巻して多くの女性を魅了しています。しかし、その一方で手軽に手を伸ばしにくい商品が多いのも事実です。
デパートで販売されているブランドコスメ――いわゆる「デパコス」は、常にトレンドを席巻して多くの女性を魅了しています。しかし、その一方で手軽に手を伸ばしにくい商品が多いのも事実です。
そんな時、デパコスにそっくりなプチプラコスメ=「そっくりコスメ」を上手に取り入れてみるのもひとつです。
そこで、SNSなどでも話題になっている「そっくりコスメ」が"本家"とどのくらい似ているのか、美容家である筆者が徹底検証したいと思います。
本企画3回目の今回は、デパコスアイシャドウ「アディクション ザ アイシャドウ」(#92 マリアージュ/税抜2000円)とプチプラアイシャドウ「リンメル プリズム パウダーアイカラー」(#004 モダンブラウン/税抜800円)を比較します。
右がアディクション、左がリンメル
(1)色や発色、パール感
まずは、色や発色、パール感を比較しましょう。それぞれ指で腕に2度塗りしてみました。
画像向かって右がアディクション、左がリンメルです。全体の印象として仕上がりが非常に類似しています。
特に自然光の下での仕上がりはそっくりです。ただ、パール感はややリンメルの方が強いように感じられます。発色も非常によく似ていますが、アディクションの方がややしっかりめに発色します。
室内灯の下での仕上がりもよく似ていましたが、リンメルの方がやや赤みが強く感じられます。そして、アディクションの方がパールによる煌めきが強い印象です。
この他、どちらにも共通していえるのは、非常にパール感が強い商品で色の発色は抑えた仕上がりになります。そのためまぶたに色をのせるというよりは、微かな色をまとった輝きをまぶたにのせるような仕上がりになります。
以下、☆5つを最高得点として評価しました。
【アディクション】
発色 ☆☆☆☆
パール感 ☆☆☆☆☆
【リンメル】
発色 ☆☆☆
パール感 ☆☆☆☆☆
まぶたに実際にまとう時にブラシを使用すると、さらにその仕上がりはそっくりになります。しかし、間近で比較すると、アディクションの煌めきが繊細でさりげなく、上品です。
リンメルはパールの粒子がアディクションと比較して大きめで、その煌めきに若干ムラがあるように感じられます。
(2)粉質、モチ
次に粉質やモチを比較してみましょう。下の画像は、向かって右側にアディクション、左側にリンメルを塗り、下3分の1をそれぞれ擦ったものです。
リンメルは摩擦にやや弱く、粉とびもしやすいのでアイシャドウベースを使うのがベストです。一方アディクションは、ムラなく均一につき、リンメルよりモチがよく、きれいな仕上がりが持続します。
【アディクション】
モチ ☆☆☆☆
【リンメル】
モチ ☆☆☆
(3)使用感
次に、使用感について比較してみましょう。どちらも非常によく似ていて、どちらも単色アイシャドウであるため使い方は同じになります。
パール感が強いことから単色で仕上げるよりも、他のアイシャドウの上からまぶたの中央部分に重ねたり、ダークカラーで引き締めて仕上げるのがおすすめです。
ただし、前述のようにアディクションの方がパールが均一につき、ブラシへの含みもいいことから、アディクションの方がテクニックいらずできれいな仕上がりになります。
【アディクション】
使用感 ☆☆☆☆
【リンメル】
使用感 ☆☆☆