整理収納アドバイザーのhanaです。ティッシュや洗剤などの消耗品、「まだストックがあるのに買っちゃった!」「ストックがあると思ったら無かった!」なんて経験はありませんか?失敗しない消耗品ストック収納の秘訣は、ストックの「見える化」です。今回はストックを「見える化」するルールを3つご紹介します。
《ルール1》場所を決めて一カ所に集約する
以前、筆者のお客様でも、一緒にお片付け作業をした際にあちらこちらから使い捨てマスクのストックが出てきて「しばらくマスクは買わなくて良さそうですね。」ということがありました。
こうした事態が起きる原因の一つは、「ストックの全量を把握できない状態」になっていることです。そして、その解決策こそがストックの「見える化」です。
「見える化」のための《ルール1》は、「場所を決めて一カ所に集約する」です。
例えば、筆者宅では、キッチン関連の消耗品ストックはキッチンに収納しているのですが、キッチンスポンジ、洗剤類、ラップ類、それぞれストックの置き場所を決めています。
消耗品ストックは、モノ別に決まった場所に集約することで、ストックの「見える化」が実現します。
《ルール2》全量が分かる置き方をする
「見える化」のための《ルール2》は、「全量が分かる置き方をする」です。
《ルール1》でせっかく一か所に集約したとしても、ストックが別のストックの影に隠れてしまう置き方をしたら、全量を把握できず「見える化」は実現しません。
上記の画像をご覧ください。
スポンジと浄水器カートリッジのストック数、AとBどちらがわかりやすいですか?
Aの方が分かりやすいですよね。
Aのように、ストック全ての側面が見えるように「立てて収納」すると全量が把握できますが、Bのように「重ねて収納」してしまうと、それぞれのストック数を把握できません。
また、筆者宅では、上記画像のように使い捨てマスクを引き出しに収納していますが、こちらも、平積みではなく「立てて収納」することで、ストック全量が把握できるようにしています。
箱やパッケージに入ったままだと全量が見えないモノの場合、中身を出して「立てて収納」すると全量を把握できますし、使う時もラクなのでオススメですよ。
上記2つの例のように、消耗品ストックを収納する際は、しまう場所に応じて全量が分かる置き方をすると、ストックの「見える化」が実現します。
《ルール3》ストックは収納スペースに納まる量にする
「見える化」のための《ルール3》は、「ストックは収納スペースに納まる量にする」です。前述の《ルール1》《ルール2》を維持するためにも、最も大切なルールと言えます。
消耗品は、食品のように賞味期限もないため、安売りしているとまとめ買いしたくなりますよね。
でも、収納スペースには限りがあります。
溢れてしまうと一か所に集約できず別の場所にしまったり、別のストックの上に覆いかぶさって全量が見えなくなったり、せっかく整備した《ルール1》《ルール2》が台無しになります。
ストックの置き場所を決めたら、「そのスペースから溢れるストックは持たない!ストックは収納スペースに納まる量だけを持つ!」とルールを決めましょう。
例えば、筆者宅のトイレでは、トイレットペーパーのストックを上記画像のように棚に収納しています。ここに入るのは最大16ロールです。
普段12ロール入りのパックを買ってくることが多いので、残り4ロールを切ったら買うようにすると溢れることがありませんよね。
また、ラップなどのストックも収納スペースに納まる量にするため、それぞれ最大1つまでと決めています。具体的には、ストックが無くなったら一つ買い足すようにしています。