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ディオールに激似と話題! キャンメイク・リップグロスの「そっくり度」[#そっくり比較]

メイク

デパートで販売されているブランドコスメ――いわゆる「デパコス」は、いつの時代も多くの女性を魅了しています。しかし、デパコスに憧れつつも、なかなか手を伸ばせずにいる女性も多いことでしょう。

そんな人にとって、デパコスにそっくりなプチプラコスメ=「そっくりコスメ」は、とても魅力的です。

そこで、SNSなどでも話題になっている「そっくりコスメ」が"本家"とどのくらい似ているのか、美容家である筆者が徹底検証したいと思います。

本企画4回目の今回は、デパコスリップグロス「パルファン クリスチャン ディオール ディオール アディクト リップ マキシマイザー」(#001 ピンク/税抜3600円)とプチプラリップグロス「キャンメイク ボリュームアップレディグロス」(#01 パールピンク/税抜650円)を比較します。

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(1)色や発色、パール感、ボリューム感、血色感

まずは、色や発色、パール感を比較しましょう。それぞれ腕に2度塗りしてみました。

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画像向かって左側がディオール、右側がキャンメイクです。

自然光、室内灯どちらの下でも非常によく似ています。どちらも淡いピンク色で、色も発色の仕方もそっくりです。

近くでよく見ると、室内灯の下ではキャンメイクの方がそのパール感によって繊細な煌めきを放ちます。とはいえ、その煌めきはとてもさりげないのでディオールと大差はなく、ツヤが増して見えるという程度です。

このように、腕に塗る限りでは非常によく似ています。ですが、唇にのせた時には若干の違いが出ました。

キャンメイクの方がグロスがたっぷりと唇にのるせいか、見たままの淡いピンク色がそのまま唇にのるような仕上がりになります。また、ボリュームもかなり出るので、唇の縦じわが目立たなくなるものの、立体感を欠いた仕上がりになります。

一方、血色感はディオールの方が優っていて、塗ったそばから生き生きとした唇に仕上がります。ディオールもボリュームが出て唇の縦じわが目立たなくなりますが、その仕上がりは自然です。また、立体感も出ます。

以下、☆5つを最高得点として評価しました。

【ディオール】
発色      ☆☆☆☆
ツヤ感     ☆☆☆
ボリューム感  ☆☆☆☆
血色感     ☆☆☆☆

【キャンメイク】
発色      ☆☆☆☆
ツヤ感     ☆☆☆☆
ボリューム   ☆☆☆☆☆
血色感     ☆☆

(2)モチ

次にモチを比較してみましょう。飲み物を飲む程度であれば、どちらも清涼感やうるおいは持続します。色やツヤ感に関しても同様で、どちらもモチがいいといえます。

食事をした時ですが、どちらも清涼感やうるおいはそのままに、色やツヤ感は多少損なわれる程度でどちらも非常にモチがいいといえます。

【ディオール】
モチ  ☆☆☆☆

【キャンメイク】
モチ  ☆☆☆☆

(3)使用感

次に、使用感について比較してみましょう。どちらも唇に塗ってからスースーとした清涼感を感じることができます。

しかし、その強さや始まりには違いがあります。清涼感が強く、塗ったそばから清涼感が出始めるのは、ディオールです。キャンメイクは、唇に塗って少し経ってから清涼感を感じることができます。清涼感の持続力は、どちらも高く、塗っている間ずっと続きます。

塗り心地についてですが、どちらもアプリケーターがキャップに内蔵されていて、それで直接唇に塗るようになっています。

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両者のアプリケーターについても比較してみましょう。左がディオール、右がキャンメイクです。

キャンメイクは、平らなプラスチック製です。そのためやや塗りにくい、少しはみ出したりしやすい形状をしています。

それに比べて、ディオールはクッション性のあるスポンジ製です。そのため唇への当たりが優しく、細部まできれいに塗りやすいという特徴があります。

この他、リップメイクの主役ではなく、いつもの口紅に重ねたり、下地に使う脇役であるという商品の特徴を考えると、ディオールの方が役に徹した商品で使いやすいといえます。

【ディオール】
塗りやすさ  ☆☆☆☆☆
清涼感    ☆☆☆☆☆

【キャンメイク】
塗りやすさ  ☆☆
清涼感    ☆☆☆☆☆

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