「MAQUIA」6月号では、コロナ禍で増えているさまざまな体お悩みにクローズアップ。今回は、日々酷使している目の疲れについて、ドクターが詳しく解説します。
「MAQUIA」6月号では、コロナ禍で増えているさまざまな体お悩みにクローズアップ。今回は、日々酷使している目の疲れについて、ドクターが詳しく解説します。
肩こり、むくみ、目の疲れまで、まるっと自分で癒やしましょ。
不調解消!セルフケア100問100答
日々の酷使に注意。
目の疲れ解消
スマホやPCを使う現代人にとって、目のケアは必修科目。疲れ知らずの美しい眼差し、取り戻して。
Q PCやスマホ、どのくらい
見たら休むべき?
A 10分に1度、1~2秒
天井のシミを見るべし
「10分間に1回、1〜2秒でいいので“ピントが合うギリギリ遠いところ”を見ること。ピントを調節する動きが重要なので、天井のシミなど具体的な対象を決めて」(梶田先生)
Q ブルーライトが
目に与える影響が気になります
A 最近のモニターはかなり進化。
新しいものならさほど気にしなくてOK
「最近のモニターはかなりカットされているので気にする必要なし。逆にブルーライトカット眼鏡をかけたままモニター以外の場所を見つづけると、適切な光が入らないので、その弊害の方が大きい可能性が」(梶田先生)
Q 視力がガクッと落ちた。
回復は無理?
A “急に落ちた”視力は、
回復の可能性あり
「急な視力の低下は一時的な疲れ目の可能性があるんです。スマホ等で近くをずっと見ているとピントを調整する筋肉がこり固まるのが原因。正確な視力は、ゆっくり休息してスマホなどに晒されていない休日の午前中などに測定を」(梶田先生)
Q 疲れ目におすすめの目薬は?
A 「ネオスチグミンメチル硫酸塩」
が入ったものを選んで
「夕方になって視力が下がったように感じられるときは、疲れ目の可能性大。ネオスチグミンメチル硫酸塩入りの目薬は、副交感神経を刺激するので疲れ目対策に◎」(梶田先生)
Q 眼球の乾燥って、目周りの
肌の乾燥にもつながる?
A ドライアイであれば、その可能性も
「疲れ目ではなく本当のドライアイなら、水分の問題なので目周りがカサカサする可能性が。単なる疲れ目なら、眼球の乾きが肌の乾燥につながることはありません」(梶田先生)
Q 視力が落ちた気がするけれど、
裸眼のままではダメ?
A 快適に生活できていれば問題なし
「視力はひとつの目安なので、同じ視力でもまったく問題ない方もいれば、眼鏡での矯正が必要な方もいます。日常生活が快適なら、特に問題ありません」(梶田先生)
Q 眼精疲労と肩こり、頭痛の関係は?
A 慢性の肩こりと頭痛は、
目からくるものが多い
「慢性の肩こりは、その多くが目に原因が。視力がよくても、無理にピント合わせを続けているとこりが生じます。コロナ禍の影響で、頭痛や肩こりは増えています」(梶田先生)
Q 疲れ目にいい食材や栄養素を教えて
A 抗酸化作用のある
ビタミンB·C·E。
朝のかつお出汁も◎
「ビタミンBやC、アスタキサンチンなど抗酸化作用があるものを。かつお出汁には目が疲れにくい環境を作る働きがあるので、朝に摂ると疲れ目予防になります」(梶田先生)
MAQUIA 6月号
撮影/柿沼 琉〈TRON〉(モデル) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/猪股真衣子〈TRON〉 スタイリスト/福永いずみ モデル/貴島明日香(non-noモデル) イラスト/林田秀一 取材・文/高見沢里子 構成/吉田百合(MAQUIA)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。