コスメコンシェルジュ、美容ライターの斎藤明子です。なりたい目のイメージをはっきりさせておくと、印象をアップするアイメイクは簡単に叶います。今回は、「ナチュラルデカ目」「ぱっちりデカ目」を作るメイク法と、小粒目さんのデカ目対策として、目の横幅を大きく見せるメイク法2種をご紹介します。
ナチュラルデカ目に見せたい時は
日常生活やオフィシャルな場面では、メイクしていることを感じさせずに、目を大きく見せるメイクがしたいですよね。そんな時には、自然な陰影、わからないように入れたアイライン、そして自然にカールアップしたセパレートまつ毛が効果的です。
① アイホール全体に薄めのベージュのクリームシャドウを塗る。
② 透け感のあるブラウンを内側に塗る。
③ 下まぶたにも②のカラーを塗る。
④ まつ毛の間を埋めるようなイメージで極細のアイラインを入れる。
⑤ 締め色のアイシャドウを目のキワに入れてぼかす。
⑥ ほんのり明るさを感じさせるパールのハイライトを下まぶたの真ん中に入れる。
⑦ まつ毛は緩めにカールして、扇状のセパレートまつ毛をイメージしながらマスカラをダマにならないように丁寧に塗る。
ヌード系ブラウンのアイシャドウパレットを使うと、失敗なくナチュラルデカ目メイクをすることができます。
また注意点としては、あまりついていないように見えるからと、色を塗りすぎないこと。
近い場所に鏡があるとつい色を塗り過ぎてしまいますが、少し離れた場所から見て塗っていることがわからないくらいの自然な陰影に留めることで、確実にナチュラルなデカ目効果が得られるのでぜひやってみてください。
目の横幅を出したい時は
小粒な目を気にしている方は、横幅を出すことで目を大きく見せること方法がおすすめです。目尻側にメイクする方法と目頭側にメイクする方法があり、目と目の離れ具合の調整もできるので、目のタイプに合わせてやってみてくださいね。
目と目の間が狭い人・普通の距離の人:目尻側にアイシャドウとラインを入れる
目尻側にアイラインを長めに引く方法は、目と目の間が狭かったり、顔の中心にパーツが寄っていたりする人には、バランスを整える効果もあります。アイラインだけが浮いてしまうと逆効果なので、なじみのいいブラウンや少しくすんだブラックがおすすめです。
① アイシャドウパレットのベースカラーをアイホール全体に塗る。
② メインカラーを二重幅の中に塗る。目尻側にも広めに楕円を描くように入れる。
③ 下まぶたに①と②の色をブレンドして塗る。目尻側に広めに色を重ねる。
④ アイラインを上まぶたの目尻側のみに引く。跳ね上げ過ぎず、垂れ下げず、目尻から自然に続く曲線ラインを4mmほど引いていく。
⑤ 締め色のアイシャドウを下まぶたの目尻側に細く入れてぼかす。④のラインとつなげると目が小さく見えるので余白を入れるようにする。
目と目の間が広い人:目頭側に切開ラインを入れる
目と目の位置が離れている人、顔のパーツが外側に寄った遠心顔の人は、目尻側に長いラインを入れると間伸びしてしまうので、目頭に切開ラインを入れる方法がおすすめです。
切開ラインとは、目頭に切り込みを入れるようなラインを入れることで目を大きく見せるメイク法です。
まぶたの蒙古襞と言われる部分があるとまぶたが重く目が小さく見えるので、この部分をまるで切開したかのように切れ込みラインを入れると、目幅を出して目を大きく見せることができます。
黒のアイラインを使うと、黒目の位置がずれて見えてきれいな印象に見えないので、ブラウンやくすみピンクなどのなじみ色をさりげなく使う方法がおすすめです。
① ベースカラーのアイシャドウをアイホール全体に塗る。
② メインカラーを二重幅の中に入れる。
③ ①と②のカラーを混ぜて下まぶたに塗る。
④ ハイライトカラーを下まぶたの目頭側に塗る。
⑤ ブラウンのアイラインを上まぶた全体に細く塗る。
⑥ 目頭側に切開ラインを入れる。この時、片方の手で反対側の目側・斜め上にまぶたを引っ張りながら、上まぶたのラインの延長線上にななめにラインを入れる。1~2mm程度のラインを目立たないように入れる。
目頭側に目が大きく見えるので、目と目の間が狭く見せる効果があります。目と目が離れていることを気にしている方もぜひ試してみてくださいね。