顔の上半分しか見えない時代の今 、実は見えてる部分で一番目立つのは「眉」。メイクの中でも苦戦する人が多い眉メイクですが、今回は小田切ヒロさんがVERY読者に「ちょうどいい今どきの眉」を教えてくれました。
小田切ヒロさん
ラ・ドンナ所属。センスと高い技術力で雑誌をはじめ、モデルや女優からも指名される人気ヘア・メーク。最近はYouTubeでも活躍。引き込まれる話術と驚きのテクニックで取材ライターも感動!
流行は全部取り入れすぎない!
「眉頭1㎝」限定の
立ち上げが抜け感と大人の余裕を作る
今、眉毛は個性の時代! 自分の顔の骨格や筋肉などの造形に合った〝自分らしい眉毛〟がいいとされています。逆に、顔立ちに似合っていない眉毛はとても残念。太くても、細くてもバランスがよく似合っていればOKです。だから今っぽい太さは?長さは?なんて考えは一度捨ててみましょう。そし正解眉を見つける近道は、自身の造形に近く、ステキだなと感じる好みの顔を見つけて、その人の眉毛を真似すること。あと忘れてはいけないのが眉毛の立体感。マスクで顔半分が隠れているからこそ、眉毛が見た目印象を左右すると言っても過言ではありません。今回の〝立ち上げ眉〟は、知的でポジティブな印象にしてくれるので、ママにこそ取り入れて欲しいテクニックです。
VERY世代は、眉毛が薄い、毛がまばら…など、眉毛に悩みを抱えている人も多いはず。今回はどんな眉毛の人でも、不器用さんでも、簡単にできるテクニックです。メークは全体のバランスが最重要。ベースメークの後に眉を描く人もいますが、それはNG。まずは軽くアイメークをして、そこからバランスを見ながら、眉を描くと失敗しません。
Step_O1
9割の人がやっていない、
「眉以前の下準備」が美しく、崩れない眉を作る
◉ペタッとした毛を復活させて、扱いやすい眉に[仕込む]
スキンケアやベースメークで眉毛には油分がたっぷり。まずは油分をティッシュオフします。眉毛が多い人ほど、油分がたまりやすいからしっかりと。
パフにフェイスパウダーをたっぷりと取り出したら、スクリューブラシをパフ上でコロコロ転がして、360度まんべんなくパウダーをつけます。
地肌にパウダーをつけるイメージで、眉毛の根元にスクリューブラシをあてて、下から上にクルクルと回転させながら眉毛全体にパウダーをオン!
色なしで、パールが入っていないルースパウダーが最適です。左・ ITRIM エレメンタリー フェイスケアパウダー Ouju¥9,680(ITRIM)右・ディオール バックステージ アイブロウ ブラシ ダブル¥4,400(パルファン・クリスチャン・ディオール)
◉あえて眉頭5㎜は埋めずに、隙間を生かす[形を作る]
まずは眉尻から。仕込みで眉をマットにしたので、パウダーのみで十分に形作りができ、崩れません。ほんのり眉山を意識すると今っぽい仕上がりに。
次は眉下のラインをアイブロウバウダーで描いていきます。眉頭は5㎜あけて。眉下のラインは、しっかりエッジをきかせることがポイント!
あえて眉上のラインは決めずに、眉下にひいたラインからグラデーションになるように、上にぼかしていきます。ここでも眉頭5㎜はノータッチ!
中央の濃いブラウン1色のみを使用。ぼかしやすく発色もいい優秀パウダー。コントゥアリング パウダーアイブロウ BR302 ¥4,950(コスメデコルテ)