「免疫力のキープにつながるだけでなく肥満抑制にも体を温めることは良いこと」と言われています。その理由は“代謝と体温”は密接に関わっているから。実際、「体温が1度下がると代謝が約13%落ちてしまう」と言われ、さらに「体温が1度下がると免疫力は30%も下がる」と影響の大きさは計り知れません。そこでポイントの1つとなるのが「毎日の食事で何を食べるか」になります。
(1)根菜類をはじめとした野菜&赤身の肉を摂る
にんじん、ごぼう等の根菜類をはじめ、生姜、山芋、かぼちゃ、玉ねぎといった野菜は体を温めてくれる効果があるとれています。栄養素もたっぷり含まれているので、スープや鍋など温かいメニューで積極的に摂取していきたい食材です。
また、肉類についても赤身の肉、鶏肉のレバー、ラム(羊肉)、牛肉などは良質のタンパク源でもあり体を温めてくれる食材になります。特にダイエット中は肉類を何かと敬遠しがちですが、ダイエット中こそ積極的に摂りたいのがタンパク質。サーロインステーキやハンバーグなどではなく、脂肪分の少ない肉類を中心に摂り入れましょう。
(2)お茶やお酒などドリンクのチョイスに注意
飲み物のチョイスも体温をあげるための重要なポイント。体を温めるとされるお茶にはほうじ茶、紅茶、番茶、ココア、ハーブティーなどがあります。逆に緑茶やコーヒーは体を冷やすこともあるので注意が必要です。
また、お酒も体を冷やすイメージがありますが、実はお酒のなかでも体を温めるものと冷やしてしまうものとがあります。体を温めてくれるお酒には日本酒、ワイン、紹興酒などがあり、逆に体を冷やすと言われているのがビールやウィスキー。これからお酒を飲む機会が増えるという方なら、「何を飲むか?」にも慎重になりたいところです。
「絶対に体を温めるものだけを摂る!」と意気込むとかえって気疲れしそうですが、毎日の食生活での小さなチョイスの積み重ねがダイエットや免疫力のキープにつながるということ。例えば、白いパンや白砂糖を玄米やはちみつに変えたり、ハムやソーセージを赤身の肉に変えたりと意識を少し変えることから温活を心がけてみてくださいね。