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毛穴詰まり・黒ずみそのケアNGかも…!皮膚科医に聞く4つの美肌習慣

美容

夏になると気になるのが毛穴の開きや黒ずみ。キレイにしたいけれどなかなか改善しない…….。そんな毛穴トラブルの原因は普段何気なくやっているスキンケアや生活習慣にあるかもしれません。この記事では、夏の毛穴の開き・黒ずみの原因と対策について、皮膚科医の金城 里美先生に伺いました。

夏の肌悩みといえば…毛穴の開き・黒ずみ

photo:photo-ac
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毛穴のトラブルは、主に次のようなものがあります。

・毛穴が開いている
毛穴の開きは、肌の組織を保っているコラーゲンやエラスチンが失われることで起こります。年齢的な変化や、スキンケアの際に強くこすることなどが影響しています。

・毛穴が詰まっている
開いた毛穴に、皮脂や古い角質などが「角栓(かくせん)」としてたまっている状態です。毛穴の詰まりはニキビの原因にもなります。皮脂の分泌の増加や不十分なスキンケアが影響しています。

・毛穴が黒ずんでいる
毛穴の黒ずみは、毛穴に詰まった角栓が酸化することが原因です。皮脂の分泌の増加や不十分なスキンケアが影響しています。

実は負担になっている!肌によくないNGケア

photo:photo-ac
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毎日スキンケアを行っていても毛穴のトラブルがある方は、そのスキンケア方法が原因かもしれません。正しく汚れを落としてきめ細やかな肌を手に入れるために、日頃のスキンケアを見直してみましょう。

【こんなNGケアをしていませんか?】

・角栓を手や毛抜きで抜いている
⇒ 無理な処置によって毛穴が広がってしまいます。

・洗顔ブラシでごしごし洗っている
⇒ 強い摩擦で毛穴が広がってしまいます。

・オイルクレンジングを使っている
⇒ 皮脂の多い肌には悪影響になります。

・ポロポロ角質が取れる洗顔を使っている
⇒ 強い刺激で毛穴が広がってしまいます。

・はがすタイプの毛穴パックを使っている
⇒ 角栓を無理に抜くことになるため毛穴が広がってしまいます。

毛穴ケアにはとにかく刺激が大敵。無理に毛穴詰まりを押し出したりせず、優しくケアしていくのがキレイな肌を育てる近道です。

夏の正しい毛穴対策。基本の3つのポイントを押さえて

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スキンケアを見直して今年の夏は毛穴のトラブルを解消しましょう。
毛穴対策で注意したい3つのポイントをあげます。

① 洗顔は刺激の少ない泡洗顔を選ぶ
② 保湿剤は皮脂の多さに合わせて選ぶ
③ 生活習慣を見直す

以下、詳しく見ていきましょう。

毛穴対策① 洗顔は刺激の少ない泡洗顔を選ぶ

洗顔の際には、強い刺激は禁物。ブラシや手でこすることは避けて、洗顔料をしっかり泡立てて洗うようにしましょう。

皮脂をしっかり落とすためには、ノンコメドジェニック(ニキビができにくいことが証明された商品)の表示があるものや、ニキビ専用の商品がおすすめ。毛穴の詰まりは皮脂の分泌量が多いことが関係しており、ニキビの症状と類似します。そのため、ニキビ用の商品を使うと皮脂がたまりにくくなります。

毛穴対策② 保湿剤は皮脂の多さに合わせて選ぶ

保湿は重要ですが、自分の肌質によって合うものを選びましょう。
皮脂が多くてテカっている方には、油分の多い保湿剤より水分の多い化粧水系の保湿剤を選ぶといいでしょう。

毛穴対策③ 生活習慣を見直す

最後に、キレイな肌を保つためには、生活習慣も大切。皮脂の分泌はホルモンバランスや食事が影響します。ストレスや睡眠不足はホルモンバランスの乱れにつながります。こまめにストレスを解消すること、夜間の睡眠時間をしっかりとること、バランスの良い食事をとることを心がけましょう。

肌トラブルは「漢方」で内側からの改善もおすすめ

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「毎年、夏になると肌トラブルがひどい……」
と、繰り返す肌トラブルに悩んでいる方には、からだの内側からの健康を目指す漢方薬もおすすめです。
自然の生薬からできている漢方薬は、毎日飲むだけで体質をナチュラルに改善していきます。漢方薬でからだのデトックス力が高まれば、繰り返す肌トラブルも改善が目指せます。

漢方では、毛穴の開き・黒ずみは、からだに水(すい)や熱がたまるがたまることや、血(けつ)の滞りが原因であると考えます。これはニキビが生じる原因と類似しています。そこで以下に、主にニキビに用いられている漢方薬をご紹介します。

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