乳児の子育ての中でも、特にママの体力や神経を使うのが寝かしつけでしょう。何をやっても入眠してくれなかったり、抱っこをしてスヤスヤ寝たと思って布団に置いた途端にギャン泣きしたりと、その子どもにピッタリな寝かしつけスタイルを見つけるのは至難の業とも言えます。ママスタコミュニティにも生後4ヶ月の子どもの寝かしつけに悩むママから、こんな悩み相談の投稿がありました。
『抱っこ紐で寝かしつけて「寝てる」と思って布団に置く。5分後、歯磨きしたりトイレ行ったりするために部屋を出て、数分後に戻ってくるとうつぶせになって起きてた。このパターンがかなり多いんだけど、なぜ?』
投稿者さんのお子さんは、布団に置いて寝るのを待ってみても泣いてしまうそうで、寝かしつけの対策に困っているようです。この投稿に対してママスタコミュニティのママたちからはどのような意見が寄せられたのでしょうか。
諦めて1日中抱っこ紐を使うほうが精神的にラクになる!?
『諦める。家でも抱っこ紐かおんぶ』
『ラッコスタイルで寝かせつけしてたな』
『そのままソファーに抱っこしながら自分も寝てた。おんぶできるようになったら少しは楽になる』
『もう一心同体でおんぶ生活した方が家事も進むよ』
投稿者さんのお子さんは、抱っこ紐で抱っこをしている限りはスヤスヤと寝てくれているようです。そのため、「諦めてずっと抱っこかおんぶをするしかない!」という意見が寄せられていました。家事をしたい場合は抱っこ紐で抱っこかおんぶ、自分も横になりたいときにはラッコのように抱っこした赤ちゃんを胸の上に置いたまま仰向けになってみては? という声がありました。
『起きるってことはそれほど眠くないんだと開き直って、寝るまで起こしといたら?』
『少しぐらいなら泣いてもすぐ抱っこせずに様子みてもいんじゃないかな』
泣いて起きても少しの間なら泣かしても大丈夫だよ、という声も。「寝てくれない。早く寝かさなきゃ!」と躍起になるのではなく、「起きちゃうということは眠くないのだろう」と考え方を変えてみることも大事なことかもしれません。
添い寝や毛布なら赤ちゃんも安心して入眠できるかも
『うとうとするまで抱っこで、そのあとは添い寝でぎゅーっとしながら寝るのがよかったよ』
『ママの着てる服を脱いで置いておくと、匂いで安心出来て眠ったりする』
また布団に置いても泣かないようにするための対策として、ママの温もりや匂いを感じさせるという方法も寄せられました。赤ちゃんにとってママの抱っこは温かくて気持ちがいいもの。添い寝をしたりママの服を枕元に置いたりすると、抱っこと同じような感覚を布団の上でも感じてもらえるかもしれませんね。
『長座布団ごと抱っこして、ゆらゆらしながらそ~っと置いてた』
『抱っこ紐の間にフリース毛布を挟んでおいて、おろしてもフワフワ感を持続させてみて』
『おろしたときに背中の温度が下がると起きちゃうから、抱っこのときから背中にガーゼケットあててたよ』
さらに抱っこをする際に座布団や毛布、ガーゼケットなどでくるんであげると、そのまま布団に置いても赤ちゃんがビックリせずに寝てくれるというアドバイスも。
いつか「懐かしい」と思える日までいろいろな方法を試して乗り切って
『大変だけど、期間限定と思うしかないよ』
『懐かしい。それが育児!』
「これが育児だ」と受け入れることの重要性を説くママも。また、一日中我が子を抱っこできる時期は乳児期の今しかないとも言えます。「数年後には懐かしいと思うようになるよ」とアドバイスしているママもいました。
寝かしつけは乳児期の赤ちゃんを育てるママの多くがぶつかる大きな壁。ママは睡眠不足や赤ちゃんの泣き声によって、肉体的にも精神的にも疲弊してしまいますよね。どんな方法で効果があるのかは赤ちゃんによって違うので、いろいろと試してみることが大事になってくるはず。最近では寝かしつけグッズもたくさん登場しているので、それらに頼るのも選択肢のうちの一つです。寝かしつけに悩んでいるママは、今回寄せられたアドバイスを参考にしてみてはいかがでしょうか。
文・秋山悠紀 編集・山内ウェンディ イラスト・ごぼふく