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怒れないは悪い事? 怒れない人の特徴とは

熊谷佐知恵(心理カウンセラー)

ライフスタイル

怒りたいのに怒れない。そんな悩みを抱えている女性は案外多いのではないでしょうか。もともとめったに怒りを感じないというタイプならまだしも、心の中ではふつふつとこみ上げる怒りがあるのに、無理やりその怒りを抑え込んでしまっている女性もいるかもしれません。「ここは怒ってよい場面では?」と思うときについ我慢をしてしまうと、いつまで経っても気持ちが晴れませんよね。そんな「怒りたくても怒れない女性」のために、心理カウンセラーの熊谷佐知恵さんが、怒れない人の心理や怒れるようになるためのヒントなどを教えてくれました。

■怒れない人の心理と特徴とは

◇怒れない人の特徴とその心理

怒りを覚えていたとしても怒らない、怒りの感情を感情に任せて表現しないのは、その人の意志や選択による場合も。しかし、「怒ることができない」のは、怒りを覚えたとしてもすぐに抑圧してしまうか、あるいは本来怒ってもよい場面でも怒りの感情を覚えないような場合が考えられます。怒ることのできない人の特徴や心理については、以下のようなケースがあるでしょう。

☆いつも受身で自分に自信がない

幼少期から親などの身近な人の理不尽な怒りを経験し続けてきた人は、成長過程で必要な自我がうまく育っていないことがあります。自己主張や自由な自己表現が許されない環境に慣れているため、怒りの感情のみならず喜怒哀楽を感じにくい傾向が。「自分がどうしたいのか? 自分でもよくわからない」という悩みを抱えていることもあるかもしれません。

☆怒りの感情に苦手意識がある

かつて誰かの怒りによって傷ついた経験があると、怒りの感情をトラウマのように感じがち。そのようなタイプは怒りの感情に対し、苦手意識や嫌悪感を抱きやすいのです。人の怒りの感情に苦手意識を感じてしまうとともに、自分が怒りを感じたときに「どう扱ってよいのかわからない」というような悩みを抱えてしまうことも。

☆怒る気にもなれない

かつては怒りを表現できていたけれど、結果的に嫌な経験をしてしまったという人。このようなタイプは「怒ってもよい結果にはならない」と身をもって学習しています。そのときの失敗や自己嫌悪があり、怒りを覚えるような場面であきらめや躊躇を覚える傾向が強いでしょう。

☆感受性が強くて優しい

自分の感情は自分でも把握しているものの、怒りの感情が優位になって人を攻撃するようなことはあまりないタイプ。自分が怒りを覚えたとしても、相手の立場や状況にまで気を回してしまうため、相手の気持ちを優先してしまうのです。このタイプは共感力や感情的知性が高く、その後の展開まで洞察してしまう傾向があります。表現しきれなかった感情は、悲しみとして引き受けることが多いかもしれません。

◇怒れないと損をする? 怒れないデメリット

「怒れないと損をする」という発想は、十分に自我が育ってきている段階とも考えられます。これまで怒れないことにより「耐える、凌ぐ、やり過ごす」ことを繰り返してきた人も、そろそろ新しい自己表現が必要と感じる段階にきたと言えるでしょう。怒りを誰かにぶつけるような表現が必ずしも正解とは限りません。しかし、怒れないことのデメリットを知っておくことは、自分や大切な何かを守るための力を身につけるためにも必要なヒントになるかもしれないのです。

☆人に振り回されてしまう

耐えるしかない状態というのは、自分の身を守れないということ。怒ることができないと、あなたにとって嫌なことや面倒なことを押し付けられ、したくないことが増えてしまうかもしれません。相手の思うように使われて疲れたり、人に振り回されてストレスが溜まったりしてしまいます。

☆人との距離ができる

イライラしていても怒らずにいると、怒りはどんどん溜まっていく一方。そんな自分をひたすら隠そうとすると、人との関係に距離を取りたいと感じる場面が増えます。そうなると、ポジティブな意味で人がもたらしてくれるチャンスも逃しやすくなってしまうでしょう。

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