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何故、決断できない!? 決断できない人の特徴とは

☆権威への抵抗感が強い

職場での権威者は上司。家庭では親、学校では先生です。この「権威」に強い抵抗感を持っていると、決断が難しくなります。上司や親などに対する文句や不満、攻撃性を感じれば感じるほど、この傾向は強くなるでしょう。自分が決断するということは、自分が「権威側」に立つということに似ていますから「自分が決断したときに、今度は自分が攻撃される」と感じてしまうのです。

■専門家に聞いた! 決断力をつける方法

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決断力がある人とない人にはどんな差があるのでしょうか? また、決断力を身につけるにはどうしたらいいのでしょうか? 詳しく教えてもらいました。

◇決断力がある人と決断力がない人の差

☆「自分のため」の決断か「誰かのため」の決断か

決断ができない人が決断をしないのは「自分のため」。つまり、決断も「自分のため」という意識が強いので、一人で決断の責任を抱え込みがちです。決断力がある人は「誰かのため」と考えている人が多いもの。社会や人への貢献意識が強いのです。貢献意識は自分を許す効果があるので、失敗しても自責の念はそこまで強くなりません。

☆「できることをする」と考えるか「リスクのあることをする」と考えるか

決断力がある人は「自分にできることをする」とシンプルに考えます。しかし、決断を渋る人は「リスクのあることする」と考えてしまうようです。そのため決断に重苦しさを感じることになるのですね。

☆失敗から学ぶか否か

決断力がある人は、たとえ失敗してもそこから学べるという意識があります。しかし、決断力がない人は「決断したらそれまで」と考える傾向があり、失敗を悔い自分を責めてしまいがちです。

☆独自の価値基準を持っているか否か

決断力がある人には、自分の価値基準があります。つまり、自分の軸がしっかりしているということです。しかし、決断力がない人は、自分の価値基準が明確ではないことが多いもの。自分の軸が揺らいでいるため、何ごとも「これでよいのか?」と考えすぎるのです。

◇決断力のつけ方

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☆人を理解する習慣をつける

自分自身が人の意見に興味を持てないと、「自分の意見も興味を持ってもらえないのではないか」と考えてしまいます。これでは決断することを重く感じてしまうでしょう。逆に普段から人の意見に興味を持って接すると、客観的な意見が得られ、かつ「自分の意見も受け入れてもらえるのではないか」と感じやすくなり、決断しやすくなりますよ。

☆完璧主義を手放す

完璧主義を手放すことは決断力を高めるために重要です。完璧主義の人は「不完全な自分」を隠したい気持ちが強いので、完璧な決断を考えてしまいます。しかし、そもそも完璧な人などいないもの。つまり、完璧な決断もないはずです。それよりも、内面的な「自分のよさ」「自分の至らないところ」の両面を受け入れてみましょう。「自分は自分でよい」という感覚が強まると、自分で決断することに意識が向くようになります。

☆権威的な人との関係性を見直す

自分にとって「権威的な人」を敵と認識すれば、「力のある人間は自分を責める」と感じますから、自分の決断自体がより重く感じられます。よって、自分にとって権威的な立場の人との関係性を改善するとよいですね。自分の決断は「上司などが支援してくれる」という感覚があると、決断に対する抵抗感が低減するからです。

■自分の軸があれば「決断」は怖くない

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自分という軸がある人にとって、決断は怖いことではないようです。自分をしっかり持っているために、決断を前向きなこととしてとらえることができ、失敗したとしても得るものがあると考えることもできます。そんな風に考えられたら、決断することは怖くなくなりそうじゃないですか? 決断力があることは人生をきっともっと豊かにしてくれるはず。自分に決断力がないなと感じたら、浅野さんのアドバイスをぜひ実践してみてください。

(文:浅野寿和、構成:Kaoru Sawa)

※画像はイメージです

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