◇美容師オススメ! 若見えケア
老けて見える原因として挙げられるのが「髪質が悪いこと」です。たとえばツヤがない、色ムラがある、ぱさつき、枝毛、切れ毛など、髪の毛にダメージがあると老けて見えます。
☆エイジング毛を増やさない
昨今、美容に関して「エイジング」という言葉をよく耳にすると思いますが、髪の毛にも「エイジング毛」というものがあります。頭皮は年齢とともに地肌の厚みが低下し毛細血管が委縮(いしゅく)します。これが「頭皮のエイジング」です。頭皮には帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)という腱膜があり、これが加齢により引き伸ばされ、頭皮が硬くなります。それにより毛細血管が委縮して血流が悪くなり、髪が栄養不足になってしまうのです。この加齢による栄養不足の髪がエイジング毛です。
エイジング毛の特徴は「カクカクしている」「いびつな形の毛髪がある」「ツヤが昔と比べて段々低下してきた」「毛髪が固く弾力がなくなってきた」などです。エイジング毛が増えれば増えるほど老けて見えます。
☆髪にツヤを出す
ダメージを受けた髪はエイジング毛に似ているため、傷んだ髪があると老けて見えてしまうものなのです。つまり髪にツヤがありきれいであれば若く見えるということ。髪にツヤを出す方法としては髪質に合ったシャンプー、トリートメントを使うこと、サロントリートメントをしっかりと行うこと、髪はしっかり乾かすこと、髪をていねいに扱うことなどです。自分のできる範囲で行いましょう。
☆明るい髪色にする
また髪にカラーを入れるなど、明るい色にすることも若い印象を与える方法のひとつです。たとえば、外国の人の髪色のような、ハイトーンで明るく透明感のあるカラーは若く見えます。ほかにも、アッシュやグレー、マットのような寒色系で、くすみのある色も柔らかな印象を与え、若く見えるもの。反対に、パープルや赤紫のようなラベンダー系は大人っぽく見えるカラーです。
髪のケア方法は人それぞれです。自分に合った最適のヘアケア方法を知り、できる範囲で髪をいたわるようにしてください。
■髪型やカラーだけでなくヘアケアも重要
ショートヘアならすっきりとしたボブスタイル、ロングヘアなら毛先を遊ばせるゆるふわスタイルが「若く見えやすい髪型」とのこと。もちろん自分に合うスタイルがベストではありますが、若く見せたいと考えているのなら、こうした髪型にチャレンジしてみてもいいでしょう。同時に髪を染めてみるのもいいですね。また、髪型だけでなく普段のヘアケアも若く見せるためには重要のようです。「髪を乾かさずに寝る」といったことは避け、髪にいい生活を心がけるべきですね。
(文:美容院『MINX』、構成:中田ボンベ/dcp)