■会社に行きたくないときの対処法
会社に行きたくないとき、または実際に行けなくなったときにどのように対処すればよいのかを、3つの段階別に説明します。自分の考え方を変えることで解決することもありますし、場合によっては、自分でなんとかしようとするより医師に相談する必要がある段階もありますので、見極めが大切です。
◇症状:ちょっと思うくらい
ちょっと思うくらいという段階なら、自分の心の中と向き合って解決する場合があります。まず、自分の考えが正しいと思っている部分があるのなら、決して自分が正しいとは限らないと気づくことが大切です。それだけでも人間同士の衝突がなくなってストレスが緩和されます。自分自身が相手の言葉をどのように解釈するかによって、ストレスの度合いも変わってくるでしょう。
また、過去の出来事は変えられませんが、未来の出来事はこれから作ることができます。よって、過去の出来事を肯定的に解釈した上で、経験によって得た教訓を活かすためには今後どういう行動ができるかを考えるのもひとつだと思います。このように「前進」するための行動を考えてみると、会社に行きたくないという気持ちは少し和らぐかもしれません。
◇症状:毎日思う
会社に行きたくないと毎日思うようになったら、カウンセリングを受けたほうがいいかもしれません。カウンセリングできちんと自分に向き合いましょう。そしてこれからのキャリアをどのように構築していくのかまで、この機会に見つめ直してみてください。
◇症状:実際に行けなくなる
会社に行きたくないというより、もう行くことができない……、そんな状態になってしまったら、心療内科を受診することも検討してください。心の病気になってしまっている可能性もあります。まずは専門家による適切な治療を受けてから、今後について考えていきましょう。
■「会社に行きたくない」が「行けない」になる前に対処しよう
会社に行きたくないという心理には、職場での人間関係ばかりでなく、職場そのものの雰囲気や、仕事がうまくいっていない、仕事ぶりを認めてもらえないといった感情が関係しています。ストレスチェックで原因を見つけたら、自分自身と向き合ってみましょう。会社に行きたくないが行けないという状態になる前に、ストレスフルな現状を改善しなければなりません。もし、すでに会社に行きたくない気持ちが強くなっていたり会社に行けなくなったりしている場合は、必要に応じてカウンセリングなどを受けることをオススメします。自分の心の中を整理することで、将来的に満足できる結果を得られるはずです。
(文:脊尾大雅、構成:藤奈子)
※画像はイメージです
※マイナビニュース調べ
調査時期: 2018年5月30日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性235名 女性73名 計308名
調査方法: インターネットログイン式アンケート