秋も深まってきて、もうすぐ紅葉の季節。見に行きたいけれど、できれば近場を選びたい…という方は、都会の中でも自然を満喫できる等々力渓谷に訪れてみてはいかがでしょうか?周辺にはおいしいイタリアンやパティスリー、きれいなお花屋さんなども充実していて、散策が楽しいエリアですよ。
まずは本格イタリアンで早めのランチを
散策は、東急大井町線の上野毛駅からスタート。まずは、駅から歩いて5分ほどのところにある「ピッツェリア マルデナポリ 上野毛店」で早めのランチを。ゆっくりと散策を楽しむなら、オープンの11時ごろから食事をするのがおすすめです。
「まるでナポリの浜辺にいるような…」という意味を込めたという店名のとおり、ブルーの窓枠やストライプ模様のテーブルクロスなどが海を思わせる内装の店内。大きな薪釜からは、香ばしい香りが漂います。ここで味わいたいのは、その薪釜で焼き上げられる本格派ナポリピッツァ。「ピッツァワールドカップ2012」で優勝した記録をもつ、モッツァレラチーズが溶け込んだカンピオーネは外せません。ほかにもアンティパストやパスタ、肉料理などが充実。本場の味に、お腹も心も満たされます。
等々力渓谷で都会の喧騒を忘れ、自然に包まれる
お腹がいっぱいになったら、等々力渓谷へ向かいましょう。歩いでも20分ほどで行くことができますが、散策のためにエネルギーを残したい方は、大井町線に乗れば一駅なのですぐに到着できます。
駅から5分とかからないゴルフ橋のところまで来ると、等々力渓谷入り口の看板があります。その階段を下れば、そこはまるで別世界。穏やかに流れる矢沢川をはさんで木々が生い茂り、上を見上げても緑が空を覆うほどです。
秋は緑色の中に混ざる紅葉のコントラストが美しく、思わずため息が出ます。やさしい木漏れ日やせせらぎが聞こえる静けさ、ひんやりとした空気に、都会にいることを忘れてしまいそう。
川の脇の遊歩道を進んでいくと、「等々力渓谷三号横穴」(古墳)や「不動の滝」など、見所もたくさん。ちょっと疲れてしまったら、甘味処「雪月花」で休憩することもできます。「等々力不動尊」への参拝や、日本庭園の散策も忘れずに。
とっておきのお花屋さんでワークショップなどを楽しんで
等々力渓谷入り口まで戻ってきた時点で元気が残っていたら、お花屋さんの「花子」まで足を伸ばしてみてはいかがでしょう?オーナーさんがこだわって選んだ、ちょっと個性的なお花が迎えてくれますよ。大人っぽい色合いのものが多く、お部屋に飾りたいと感じるお花がきっと見つかるはず。
お店では、季節に合ったお花のブーケやスワッグ作りなど少人数制のワークショップが定期的に行われています。フラワーベースに生けるのとはまた別のお花の楽しみ方に出会えるチャンス。ホームページで予約を受け付けているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
色とりどりのケーキに囲まれて疲れをリフレッシュ
たくさん歩いて、少し疲れてきた…。それならイートインできるケーキ屋さんへ立ち寄ってから帰路につきませんか?おすすめは、フランスの各地で修行を重ねたオーナーシェフ、長岩武さんのお店「Patisserie La feuillaison(パティスリー ラ・フィエゾン)」です。
扉を開ければ、ショーケースに並ぶ色とりどりの美しいケーキに目を奪われます。好きなケーキを選んだら、店内奥のイートインスペースへ。旬の素材が活かされた上品な甘さのケーキに、歩き疲れた体も元気になるはず。焼き菓子も豊富に用意されているので、等々力渓谷散歩のお土産にもぴったりです。
等々力渓谷周辺の散策プランをご紹介しました。紅葉の季節、都内で自然を満喫できるとっておきの場所に、ぜひ足を運んでみてください。
photo / BRANZ
BRANZ
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