無垢の木の表情や風合いを楽しむことができる、素敵なインテリア小物を見つけました。「YARN」というブランドのもので、木目を活かすシンプルなデザインながら、遊び心も感じさせてくれる逸品ばかり。そのYARNから、今回はお部屋になじみつつもアクセントになってくれそうな壁掛時計を中心にご紹介します。
無垢の木の表情を大切にした日用品を生み出すブランド
「日常に無垢の木をプラスする」をテーマとしたインテリア小物や日用品を制作している「YARN」。木の素材感を大切にした家具を手掛ける糸魚川(いといがわ)幸夫さんが、企画・デザイン・制作を担当。ときにスタッフの職人さんと分業しつつ、一つひとつのアイテムを丁寧に手作りしています。
糸魚川さんは幼い頃から木造住宅に暮らしてきました。日々、けやきの大黒柱を意味もなく撫でたり、家の中に広がる木の香りを吸い込んだりと、木に包まれた居心地のよい空間で生活をしてきたそう。その時に感じた、良質な木がもたらしてくれる温かみや落ち着きを、自らが作るアイテムを通してたくさんの人に届けようとしています。
デザインは、木目が引き立つシンプルなものを心がけつつ、機能性と装飾性も重視。どこかクスリと笑わせてくれるような遊び心を持ち合わせたものが多く、手にする人の心を和ませてくれます。
赤みのあるマホガニーと、革紐の装飾が印象的な壁掛時計
それでは、お部屋でポイントになってくれそうな壁掛時計をご紹介します。
ひとつめは、「マホガニーの大きな時計」。中心の時計を取り囲む、革紐でできた花びらのような装飾が印象的。輝く真鍮の針も、エレガントな雰囲気を添えています。
シンプルな時計自体にも注目を。こちらに使われているホンジュラスマホガニーは、チークやウォールナットと共に「世界三大銘木」と呼ばれ、ワシントン条約で伐採を禁止されるほど稀少。乾燥による狂いによって起きる変形が少なく、耐朽性があり、高級家具や彫刻の材料などに主に使用されることが多い木材です。そのマホガニーを使った時計は、赤みをもった光沢が美しく、経年変化によってより深みのある色に変わっていくのを楽しむことができます。
木部の直径が約16.5cmのこちらのほか、同じデザインのミニサイズもありますよ。
マホガニーの大きな時計 15,000円(税込)
丈夫なチークでできた、かわいらしい四葉型の壁掛時計
丸みのある形と華奢な真鍮の針にかわいらしさが感じられる、「チークの壁掛時計」。四葉がモチーフとなっていて、見るたびに幸せな気分になれそうです。
上でもご紹介した「世界三大銘木」のひとつ、チークは水に強く、腐食もしにくい強度のある安定した木材として知られています。そのチークが柔らかな雰囲気を持つ四葉の縁を、濃いブラウンで程よく引き締めてくれています。木部はオイル仕上げ、真鍮は無塗装で、こちらも経年変化が感じられる作り。
外径は16cm。色違いの黒や、表面に着色をしていない木目のままのタイプのほか、木材をマホガニーやさくら、くるみなどにしたタイプなどもあります。
チークの壁掛時計 白 11,000円(税込)
どんぐりの帽子を自分で飾って文字盤にする壁掛時計
正面からは、とてもシンプルに見える時計。近づくと、数字の部分を表す点に、ひょっこりと枝が飛び出しているものがあるのがわります。実はこちらは、どんぐりの帽子。本体もどんぐりのなる木「みずなら」で作られている「どんぐりの時計」です。
壁に設置するときは、同封されたテンプレートの紙を使いながら、ピンが付いた帽子を取り付けていきます。外径は、28cm・26cm・24cmの3サイズから選択可能(写真は26cmで取り付けたもの)。
帽子は枝の有無や長さ・色合いも異なります。まさに自然そのものを楽しむことができる、ほかにはない時計です。
どんぐりの時計 12,200円(税込)
無垢の木を身近に感じられるアイテムをそばに
YARNではほかにも、まな板やコースター・鏡といったインテリア小物や、キーホルダー・カードケースなどのアイテムも作られています。公式ホームページに並ぶアイテムの中に、あなたも心惹かれるものがきっと見つかりますよ。そこで注文することもできるので、気になる方はぜひ見てみてください。
シンプルでも機能的で、ちょっと遊び心のあるデザインの木の小物。あなたの日常にも取り入れて、無垢の木の質感を長く楽しんでみてはいかがでしょうか?
photo / YARN
YARN