結婚して一緒に暮らすようになると、細かい部分が目につくようになってきます。付き合っていたころは、どんな部分も愛おしかったはずなのに……。ときに激しい怒りを覚えてしまうような場面も。今回はそんな、“妻が殺意をおぼえた夫からの無神経LINE”というテーマで女性たちに話を聞いてみました。
文・塚田牧夫
「安いほうでよくない?」
「あるとき、出かけていた主人から“薬局に行くんだけど何か買うものある?”とLINEが来ました。気が利くな……と思いました。ちょうど化粧水が切れそうだったので、それを頼むことに。
メーカーを告げたら、“二種類あるんだけど”と返ってきました。それで、高保湿タイプのほうを頼んだんです。そうしたら“高っ!”と。“安いほうでよくない?”と言ってきた。いやいや、こっちは頑張ってるんだから……。
そしてさらに、“見切り品に同じようなのあるよ”とまで……。ブチ切れそうになりました」ヤスハ(仮名)/33歳
「どうせヒマでしょ?」
「日曜日。夫は朝からフットサルの試合に出かけていて、私はゆっくりと起きました。これから掃除や洗濯、買いものなんかもしないと……と思っていたところで、彼からLINEが。
忘れものをしたから届けて欲しいって言うんです。この時間に言うってことは、たぶんそれほど必要じゃないものなんですよ。それに、行くのに三十分以上はかかる。
なので、“どうしても必要?”と聞いたら、“どうせヒマでしょ?”と返ってきた。やることいっぱいあるわ! あとは完全に無視しました」チトセ(仮名)/32歳
「あの子はそんなことは言わない」
「夫には、大好きなある若手の清純派女優がいます。そしてその人と私を、ことあるごとに比較してきます。
ある朝、夫と一緒に食事をしていました。そこで私が、仕事の愚痴をこぼしたんです。上司の悪口なんかも、ついつい言ってしまいました。彼は“はぁ”と溜め息だけついて、仕事に出て行きました。
すると、しばらくしてLINEが。“朝からテンション下がること言わないで”と。私は、愚痴ぐらいこぼしてもいいじゃん……と思いつつも、一応謝りました。
そうしたら、“〇〇を見習いなよ”と、例の女優の名を出してきた。“〇〇だって愚痴ぐらいこぼすでしょう”と送ると、“あの子はそんなことは言わない”と返ってきた。
“厳しい監督さんの下で一生懸命頑張ってるんだよ”だって。絶対に裏で文句ぐらい言ってるわ!」マサコ(仮名)/34歳
“妻が殺意をおぼえた夫からの無神経LINE”をご紹介しました。
長く一緒にいるようになると、だんだん相手に気を使わなくなってきます。つい口にしたことが、大きな火種となってしまうことも。争いを生まないために、LINEなども気を付けるようにしましょう。
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