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江原啓之「一年を振り返って自分を見つめて」 今年はリスタートを

厚い雲がかかっていても、朝日は必ず昇ってくる。未曾有の事態に翻弄され、道を見失ったように思えても顔を上げて前を見れば、雲間からはひとすじの光が。新時代の羅針盤が示すのは、幸せへ続く道。スピリチュアリスト・江原啓之さんのメッセージとともに、その道を歩きましょう!

「破滅」からの「仕切り直し」。「天啓」を受け取った2021年。

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天啓を受け取ったあなたが歩いている道はどんなもの?

2021年を表すワードとして挙げたのは「天啓からの混乱」でした。あなたは一年を振り返ってみて、今、何を思うでしょうか。

コロナ禍が続き、疲れ果てていませんか? 混乱が続く世の中で、どこか不安を抱えながらも、逆にその不安と向き合わないようにしている人もいるでしょう。新たな年へ進む前に、その不安を解消し、スッキリさせませんか。大事なのは、まず今の立ち位置をハッキリさせることです。

私は2020年、「天啓からの混乱」には「破滅」「仕切り直し」「あきらめ」「楽(ラク)」の4つの道があるとも申し上げました。これまでの生き方や心のありようで、道は違うのだと。今のあなたは、どの道を歩いていますか?

これまでに「破滅」や「あきらめ」を感じる出来事があったかもしれません。厳しいようですが、それは自分が蒔いた種の結果です。まずそれを受け入れましょう。現実を受け入れることが「仕切り直し」への道への第一歩。明るい未来へ、前向きに進むための転換点だと思ってください。

有事だからこそ気づけたうそ偽りのない本当の自分。

「破滅」は言葉こそ怖いですが、不要なものを断つ浄化の道でもありました。あなたはこの一年で「なくてもいいな」と感じたものはありませんか? 例えば人間関係。コロナ禍がきっかけで疎遠になった人は、仕事でもプライベートでも、いるでしょう。コロナ禍で「わざわざ連絡しなくてもいいな」と思った人は、誤解を恐れずに言えば、元々あなたにとってその程度の関係だったのです。もしかすると「損得勘定で付き合っていただけだ」と、気づいたかもしれません。自分にそんな打算や下心があったことに気づくのは、自分の負の部分を知るようでイヤでしょう。でも、うそ偽りのない本当の自分に気づけてこそ、仕切り直して新たな自分になれます。不要な人間関係を断ち、信頼で結ばれた相手との新たな人間関係を築くこともできるのです。

何もないときには、本当の自分に気づきにくいものです。コロナ禍によって人との対面が制限されたからこそ、自分と向き合わざるを得なかったのだし、だからこそ気づけた。まさに浄化の時間を過ごせたのです。

仕事、家族、ライフスタイル…天啓を受け入れ未来を作ろう。

この一年、いろいろな意味で、自分のなかの再編があったはず。家族と会えなくなって、改めて存在の大切さを実感した人もいれば、逆に距離を置いてホッとした人。あれほど学校をサボることばかり考えていたのが、休校になったり、再開されてもオンライン授業が続いたりしたことで、「早く学校に行って授業を受けたい」と思った人もいるのでは?

仕事との向き合い方を見直し、転職した。テレワークで通勤の必要がなくなって、プライベートが充実した。あるいは職場の近くに住む必要がなくなり、自分がのびのびできる場所へ引っ越した人もいるかもしれません。

あなたのこの一年には、明るい未来を作るための大事なメッセージが詰まっています。もしあなたのなかにまだモヤモヤと割り切れないものがあるなら、気持ちの整理がついていない証拠。もう見ないふりはやめて。一年を振り返って自分を見つめてください。再編を自主的にした人も、そうせざるを得なかった人も「これが今の自分だ」と認めると、楽になるはず。誰もがリスタートのときです。

江原啓之 スピリチュアリスト、オペラ歌手。例年、時代を見据えた振り返りと来年への提言は驚くほど的中すると話題に。迷いを抱えた読者へのアドバイスも温かく、著書多数。『お祓い箱 雅』(小社刊)が好評発売中。

※『anan』2021年12月29日‐2022年1月5日合併号より。写真・小川朋央 文・やしまみき

(by anan編集部)

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