とびぬけて「モテる」といわれる要素がないのに、なぜか魅力的でモテている人っていますよね。そんな人は「接近してみないと分からない」モテ要素を持っています。今回は「なぜかモテる」人をリサーチし、その特徴と理由について分析してみました。
「モテる=外見がいい」ではない!
なぜか「モテる」人の特徴
私たちは美人やイケメンを見るとつい「モテるんだろうな」と考えがちです。もちろん、外見がよければある程度はモテるでしょう。だけど外見さえよければいいというものでもありません。逆に、外見が微妙(失礼)なのにモテる人はたくさんいます。
たとえば男性の場合、女性を喜ばせるのがうまかったり、女性をさりげなくリードしてくれたりするタイプは「分かりやすいモテ」ですよね。女性ならば、いつも明るく元気をくれて、たたずまいに色気を感じるような人は「分かりやすくモテる」といえます。
外見とは違い、内面から溢れる「モテ」は、分かりやすいとは限りません。「なぜかモテる」と言われる人は特に「魅力の出し方」が分かりにくいのです。
「分かりにくいモテ」は、例えば以下のような要素です。
・残業中、コーヒーなどを差し入れてくれる
⇒さりげない気遣い
・ウェットティッシュや絆創膏などを、必要なときサッと出してくれる
⇒気が利く
・電車でお年寄りに席を譲る(慣れている風)
⇒他人に優しい
上記のような振る舞いは、一朝一夕にできるものではありません。その人本来の優しさや観察力、育ちの良さなどを感じた人だけが「〇〇さんっていいよね」と好感を抱くのです。
モテ要素が理解されない理由
なぜかモテる人のことを「なんでアイツがモテるのか、全く分からない」と首をかしげる周囲の人は、きっと多いはず。不特定多数の人に魅力がダダ洩れな「分かりやすいモテ」に対し、なぜかモテる(分かりにくい)人の魅力は「接近した相手だけが気づく」ような事柄です。
「なぜかモテる人」と称されるように、なぜかモテる人は「一見モテそうには見えない」タイプでもあります。どちらかといえば集団の中では目立たなかったり、普段はおとなしい人だったりします。
なぜかモテる人が、意図して魅力を見せる相手を選んでいるとは限りません。もちろん、中には自身のモテ要素を自覚し、狙った相手にだけ見せている可能性もあるでしょう。しかし多くは「なんでモテるんだろう?」と自身の魅力に気づいていないもの。
「地味な色気」「薄幸そうな雰囲気」など、本人が無自覚なモテ要素は、周囲の人からも分析が難しいのです。「うまく言えないけど、なんとなく惹かれる」「なんか放っておけない」そんな気持ちにさせるモテ要素は、いわゆる「魔性」的な魅力ともいえます。
マニアックな魅力も、惹かれる人が多ければ「モテ」になる
人の数だけ趣味嗜好があります。たとえばコミケでモテるタイプの人は、コミケに行くタイプの人にだけフラグが立つ「モテ要素」があるわけです。
スポーツジムしかり、趣味サークルしかり、あらゆる「同じ趣味嗜好の人が集まる」ところには、そのグループ内だけでモテる特別な要素があります。しかしそこから一歩外へ出たら、中でモテていたはずの人が全くモテないこともあります。
筆者は、すべての人に少なくとも1つ以上は「モテ要素」があると信じています。万人にウケる必要はありません。そのモテ要素を「魅力」として認めてくれる人が1人でもいれば、恋が始まるかもしれません。
モテたい人は、まず自身の魅力を棚卸ししてみること。そしてその魅力に惹かれる人が多そうな集団や場所を探しましょう。例えば、日本ではモテないけど海外ではモテる、同世代にはモテないけどすごく年上(あるいはすごく年下)にはモテると知れば、気分よく生きられるようになれるはず。誰しもが「なぜかモテる人」になれる可能性を秘めているのです。
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