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結成20周年のEXILE「次の時代を切り開いていかないとな」 14人体制初のアルバム

昨年20周年を迎え、今年の元旦には新体制初のアルバム『PHOENIX』を発売したEXILE。ここでは、岩田剛典さん、TETSUYAさん、橘ケンチさん、NESMITHさん、世界さんのインタビューをお届けします。

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――3年半ぶりのオリジナルアルバム『PHOENIX』には、みなさんのどんな思いが込められているのでしょうか?

NESMITH:エンターテインメントが発信しづらくなっているコロナ禍においての満を持してのアルバムです。この20年の間にいろんな出会いと別れを繰り返して、ある形を自ら崩壊させ、また再構築しながらEXILEをどんどん大きくしてきたので、PHOENIX=不死鳥のようにエンターテインメントの復活であったり、LDHエンターテインメントの更なる飛躍であったり、そういう願いを注ぎ込んで制作しました。

岩田剛典:コロナ禍の空白の2年は制作活動にあてた期間でもあったのですが、楽曲のほとんどの作詞と作曲をメンバー自身が行っていたり、その成果がそのまま作品に表れていると思います。メンディーがラップをしていたり、2月から始まるツアーのキックオフにもなるアルバムなので、バラエティにも富んでいますね。

――昨年延期となったツアーが、ついに開催されますね。

世界:このツアーは今までの集大成のようなものになるだろうなと個人的には思っていて。アルバムの曲はもちろん、20年間応援し続けてくれているファンの方が喜んでくださるような楽曲も今の14人ならではのスタイルでやりますし、今までの100倍くらいの熱量で一曲一曲に臨むので、たぶん全曲みなさんの期待を超えられるんじゃないかなと。パフォーマーは全身筋肉痛になると思います(笑)。

――14人体制となった今、改めて感じるグループの強みや魅力はなんだと思いますか?

TETSUYA:14人体制になって初めての曲「RED PHOENIX」は、変幻自在に新しいものを作っていこうというところからスタートしたのですが、その後に「One Nation」や「HAVANA LOVE」を出してみると、この20年の歴史も踏まえて、やっぱりボーカル&ダンスグループというのが僕らのストロングポイントなんだなと改めて感じたところはあって。そこでNESMITHとSHOKICHIが歌いながら踊って、新しいものと歴史を繋ぐ役割を担ってくれているのですが、それもやっぱり僕らにしかできないエンターテインメントだなと感じました。

――今年はデビュー20周年イヤーという節目でもあります。

橘ケンチ:僕はもともとEXILEに憧れていた側の人間だったので、自分がメンバーとして20周年を迎えることに誇りと嬉しさを感じます。今の14人の中にオリジナルメンバーは一人もいないんですが、EXILEを永遠に繋ぎ続けていくという大きな夢のもと、メンバーの入れ替わりを経て存続しているグループなので、僕らが今EXILEをどのように表現し、次の世代にバトンを渡していくかってことはこの節目にすごく考えるようになりましたね。それを今この14人が統一意識として持って、次の時代を切り開いていかないとなって。

――EXILEのメンバーとして過ごす中で、一番衝撃的だったのはどんなことですか?

世界:打ち上げの規模にはびっくりしましたね(笑)。毎回、見たこともないような料理が出てきたり、スタッフさんの人数の多さに驚かされたり、これがあるなら頑張れるって素直に思いましたね。ど素人な感想ですみません(笑)。

岩田:コロナ禍以前の話ですけど、僕は会食の多さに驚きました。本当に毎日会食があって、「今日はゲストで誰々さんがいらしてます」っていう連絡だけくるんですけど、それはイコール早く来いってことなので、僕は会食の場所から近いところに引っ越して、寝間着のまんま行ったりしてました。これ、ガチですからね(笑)。

NESMITH:いま考えたらすごいよね(笑)。でもその場で出たアイデアが実際に形になることも多かったし、会食がLDHのエンターテインメントの礎になっていたんだなって、このコロナ禍の2年間で改めて感じました。

岩田:確かに会食の場でのコミュニケーションでEXILEの団結力は生まれてるんだなっていうのはすごく感じましたね。でもグループに入る前から噂には聞いてましたけど、まじで仕事以外の時間もずっと一緒にいるっていうのが衝撃的でした。「EXILEは体育会系ですよね」ってよく言われますけど、そんなもんじゃないくらい体育会系ですし。あと、先輩がとにかく元気!

橘:元気だね(笑)。

――EXILEのみなさんの間でいま流行っていること、話題に上ることが多いのは何ですか?

TETSUYA:ネスの占いの話が、俺の中ではホットです。

橘:あはははは!

世界:その話、僕はあまり詳しく知らないです!

TETSUYA:去年の年始に占い師さんに観てもらったら、NESMITHさんはこの1年半以内に何かアクションを起こさないと、石になりますって言われたって。

ほか4人:あはははは!

NESMITH:だから僕はもう余命4か月なんです。石にならないためにもいろいろアクションを起こしてはいるんですけど、もしかしたら6月以降にNESMITHっていう名前を聞かなくなる可能性もあります(笑)。

TETSUYA:それは困る(笑)。

――では最後に30周年を迎える頃にはこうなっていたいという理想像を教えてください。

TETSUYA:EXILEの思いがしっかりと根付いたエンターテインメントを作るというのは根幹としてありますが、それ以外の可能性も広がっていて、飲食、教育、漫画、お芝居、どれを見てもEXILEだなって思えるような状態を作ることが、これからの10年でやらないといけないことなのかなって。このアルバムは、その第一歩なのかなと思います。

写真右下から反時計まわりに、
いわた・たかのり 1989年3月6日生まれ、愛知県出身。EXILE兼三代目 J SOUL BROTHERSパフォーマー。Netflixオリジナルドラマ『金魚妻』に出演中のほか、公開待機作に映画『ウェディング・ハイ』『死刑にいたる病』『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』がある。

テツヤ 1981年2月18日生まれ、神奈川県出身。EXILE兼EXILE THE SECONDパフォーマー。厚生労働省の健康クリエイターにも就任。

たちばな・けんち 1979年9月28日生まれ、神奈川県出身。EXILE兼EXILE THE SECONDパフォーマー。ホストを務める旅番組『EXILE NUDE』がHuluにて配信中。

ネスミス 1983年8月1日生まれ、熊本県出身。EXILE兼EXILE THE SECONDボーカル、パフォーマー。冠番組『NES-FES.』はテレビ熊本にて毎月第2・4金曜24時55分から放送中。

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