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[バッグの中身]仕事中も推し活!? 推しに生活の全てをささげるオタクの愛用品

いつも輝くあの人は、仕事でどんなバッグを使っているんだろう? バッグとその中身は、仕事への姿勢や価値観を映す鏡。企業で働くマイナビウーマン世代の女性をインタビューし、彼女たちの仕事バッグをのぞく連載です。

取材・文:ミクニシオリ
撮影:三浦晃一
編集:照井絵梨奈/マイナビウーマン編集部

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ピンクの髪色に、ロックなコーディネート。テテマーチ株式会社で働くタカミリホさんは、その半生を推しに捧げて生きてきた。

「働いている間も、推しにパワーを分けてもらいたいんです」と語るタカミさんの現在の推しは、アーティストのLiSAさん。推しと共に生き、推しに背中を押されてこそ、毎日のお仕事もがんばれるというタカミさんのしごとバックは、中も外も推しへの愛でいっぱいだった。

タカミリホさん
テテマーチ株式会社ブランドプロデュース事業部ブランドプロデューサー。1995年生まれ。2019年にテテマーチJOIN後、サンリオ、ロッテ(クーリッシュ)、ユニバーサルミュージックなど幅広いジャンルでのSNSプロモーションを手掛け、中でもSNSで活躍するクリエイターやインフルエンサーとのタイアップ企画が得意。現在はブランドプロデューサーとしてブランドの開発・設計・グロースの支援を行う。好きなことは音楽とSNS。

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LiSAさんの世界観に合わせて、髪色や服装がカジュアルロックになりがちなタカミさんの愛用しごとバックはLiSAさんの10周年ライブのオフィシャルグッズの大きなリュックサック。リュックにはLiSAさんの大きなマスコットやグッズの缶バッジなどもついていて、見た目からも推しへの愛が伝わってくる。

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「バックにマスコットや缶バッジをつけているのは、もちろん推しが好きだからという気持ちもあるのですが、少しでも推しの認知に繋がってほしいという気持ちも大きいです。毎日持ち歩くしごとバックだからこそ、少しでも人目に触れるきっかけになればいいなと、モリモリつけています」

見た目のかわいさはもちろんながら、大容量でPCにタブレット、本まで入ってもまだ余裕たっぷり。仕事の日は荷物が増えてしまうというタカミさんでも、リュックなら肩に負担がなく、日々のファッションにも馴染むそう。

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●バッグの中身

1 iPad(第7世代)
2 iPhone XS
3 モバイルバッテリー
4 PIDE UN DESEOの名刺入れ
5 ヴィヴィアン・ウエストウッドの財布
6 シュシュ
7 ポケットWi-Fi
8 メイクポーチ
9 クリップ
10 Air Pods
11 薬ポーチ
12 『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(ブライアン・ハリガン、デイヴィッド・スコット 著、糸井重里 監修・解説、渡辺由佳里 訳/日本経済新聞出版)
13 折り畳み傘
14 MacBook Pro 13インチ
15 メモ
16 ペン2本
17 『MARVEL 倒産から逆転No.1となった映画会社の知られざる秘密』チャーリー・ウェッツェル、ステファニー・ウェッツェル 著、上杉隼人 訳/すばる舎)

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バッグの中も大好きなLiSAさんと推しカラーでいっぱい。柄物が多いのに統一感はあってかっこいい。

「スマホもポーチも、LiSAちゃんの公式グッズを使っています。LiSAちゃんはピンクや赤がトレードマークなので、基本的にはピンクや赤の持ち物が増えていきます(笑)。ここまで統一して使っていると目を引くのか、ちょっとした時にLiSAちゃんを場の話題に上げてくれる人もいるので、不快にならない程度に布教トークを語ったりします」

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仕事で使うPCだって、ロックテイストで思わず目を引くキラキラ感。

「服も髪色もこのPCも、最初は周りからびっくりされていました。でも、大事な場面ではTPOに合わせてきっちりモードを切り替えているし、するべきことをこなしているうちに突っ込まれなくなりました。

PCは常に触るものなので、テンションを上げるために好きなステッカーをたくさん貼っています」

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コスメだってもちろん、LiSAさんからインスピレーションを得たアイテムや、推しの愛用コスメがいっぱい。

「LiSAさんはカラーメイクが好きなので、私も発色のいいアイシャドウを使ってものまねメイクを意識しています。全身でLiSAちゃんを体現するには、顔だって手を抜けません。ただ仕事に来るだけでも、毎日しっかりメイクをします。いつどこで布教に繋がるか分からないので、推しができてからは毎日の美意識も上がりました」

「推しがいることで人生が豊かになったし、毎日が幸せ」と笑顔で語るタカミさん。今となっては、派手髪をしっかりセットすることも、毎日統一されたLiSAファッションとメイクで出社することも、タカミさんにとっては自分の武装なんだとか。

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タカミさんのお仕事は、ブランドの立ち上げをはじめ、戦略・戦術の設計や
リブランディング等における総合的なブランド支援。この仕事を選んだのも、自身のオタク気質を全面に生かすため。

「オタクにはさまざまなタイプがいるんです。例えば、ひっそりとオタク活動をするタイプもいれば、オープンに布教活動に勤しむタイプも。私は後者だったので、そもそも『人の好きなものを増やしたい、自分がいいと思ったものを発信していきたい』という気持ちが強かったんです。だから、今の仕事を選びました。

人がブランドやアカウントを好きになっていくストーリーは、推しに愛を感じるようになっていく過程とも似ているので、提案資料に落とし込む時にも、熱が入っちゃいます」

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自分らしさを生かした仕事を続けていくうちに、今では趣味にも仕事で培った能力が生かされるようになったそう。

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