生活の中で効率よくポイントを貯め、お得に使いこなす“ポイ活”ことポイント活動。一見、上級者テクに見えるが、「共通ポイント」は初心者でも取り入れやすい。経済圏を絞ることで効率よく貯まる共通ポイントを活かして、現金出費を減らそう。
時間と手間をかけずにできるポイ活が理想。
ありとあらゆるポイントが混在する中、一体どのポイントを貯めるのがお得なの?
「初心者の方は、楽天ポイントやdポイントなど“共通ポイント”の中から、自分に合ったものを選ぶのがおすすめです。コンビニやスーパーマーケットなど、様々な店舗が加盟しているので、生活の中で自然とポイントが貯まります。また、貯まったポイントを現金のように普段の支払いに使えるので、現金出費の削減、節約に直結しますよ」(さぶさん)
自分に合った共通ポイントは、どうやって選べばいい?
「共通ポイントを発行している各社は、キャッシュレス決済やインターネットショッピング、動画配信など多様なサービスを展開していて、“ポイント経済圏”を形成しています。使うサービスを絞れば、ポイントが効率よく貯まるほか、還元率のアップなども狙えます。既に使っているサービスや、持っているクレジットカードをベースに選ぶとよいでしょう。オンラインショッピングが多い人は楽天市場を有する楽天ポイント、実店舗での買い物が多い人は加盟店舗が多いdポイントなど、ライフスタイルもヒントになります」
気をつけたいことは?
「ポイントを貯めなきゃと思って疲弊したり、キャンペーンに釣られて無駄な買い物をしてしまうと逆効果。まずは時間と手間をかけずに、生活の中で無理なく“ポイ活”してみましょう」
共通ポイント最前線
共通ポイントを運営する各社が提供する生活にまつわるサービスに加え、加盟している企業のサービスなどから構築される経済圏。ここではその一部をおさらい。貯まるところ、本当にたくさんあるんです!
※2022年4月8日現在、編集部調べ
楽天ポイント
多彩なサービスが魅力の経済圏。オンラインショッピングにも強い。
SPU(スーパーポイントアッププログラム)と呼ばれる仕組みがあり、楽天カードを作ったり、楽天モバイルと契約するなど、条件を満たすごとにポイント還元率が上がる。多彩な商品を揃える楽天市場の存在も大きい。還元率は100~200円ごとに1ポイント(支払い方法や条件による)で、有効期限は最終獲得月から1年間。
dポイント
実店舗でも貯まりやすい。メルカリなどとも提携。
コンビニやドラッグストア、飲食店など実店舗の加盟数も多いので、ドコモユーザーでなくとも既に貯めているという人も多いはず。自社サービス以外に、提携しているAmazonやメルカリといったサービスを利用している人も要チェック。還元率は100~200円ごとに1ポイントで、有効期限は最終獲得月から48か月後の月末。
PayPayポイント
新生ソフトバンク経済圏誕生。4大共通ポイントの一つに?
Tポイントと提携を解除したヤフーの、Yahoo!ショッピングやLOHACOといったサービスなどでもPayPayポイントが貯まるように。PayPay支払いが可能なところで貯まるというのも強み。現在、PayPayアプリ上でTポイントからPayPayポイント(※)への交換も可能で、この新生ソフトバンク経済圏にユーザーが流れる可能性も。
※4月1日から従来の「PayPayボーナス」が「PayPayポイント」に名称変更された。
Pontaポイント
食や美容にまつわるサービスでポイントを貯めたい人に。
KDDIや三菱商事、ローソンやリクルートが共同で提供するポイント。リクルート系のホットペッパーやじゃらんなどとも提携しているので、食や美容、旅でもポイントが貯まる。2020年に「au WALLETポイント」と統合され、一気に会員数を伸ばした。還元率は100~200円ごとに1ポイントで、有効期限は最終利用日より1年後。
Tポイント
誰もが知る定番ポイントながら、今後の行く末は要チェックかも。
これまでTポイントはソフトバンクやヤフーと連携して経済圏を築いていたが、今月からソフトバンクとヤフー関連のサービスがTポイントとの連携を終了。ひとつの転換点を迎えているが、まだまだ使えるところはかなり多い。還元率は200円ごとに1ポイント、有効期限は最終利用日から1年間。