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結局、どこで買えばいい?iPhone16を安く手に入れる方法

節約・マネー

働き方も、恋愛も、生活様式も、全てのあり方が少し前とは違う令和の今。数えきれない変化の裏にある「新マネーハック」を、さまざまな分野の専門家たちが回答します。今回の回答者は、鮎原透仁さん。

今回のお悩み「結局、どこで買えばいい? iPhone16を安く手に入れる方法」

最新のiPhone「iPhone16」の購入を検討しています。でも、iPhoneっていろいろな場所で買えるからどこで買えばいいのか迷ってしまいます。結局、どこでなら安く買えるのですか?(20代/企画職)

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iPhone16が購入できる場所と支払い方法

最新モデルであるiPhone16シリーズ(iPhone16、iPhone16 plus、iPhone16 Pro、iPhone16 ProMax)は、Apple Store(店頭、オンライン)とdocomo、au、SoftBank、Rakuten Mobileの携帯ショップとオンラインストア、家電量販店のキャリアコーナーでも購入できます。

支払い方法は一括払いや分割払いに加え、キャリア独自の端末購入プログラムが用意されています。

購入先によって異なるiPhoneの価格設定

iPhone16は購入先によって価格設定が異なっており、Apple Storeが最安となっています。

画像提供:鮎原透仁

画像提供:鮎原透仁

iPhone16やiPhone16plus、iPhone16Pro、iPhone16ProMaxといったモデルの違いや、本体ストレージ容量(128GB、256GB、512GB、1TB)によってパーセンテージが異なりますが、Apple Storeの価格に対してdocomoは16.3%~24.3%、auは16.9%~22.7%、SoftBankは16.5%~22.7%、Rakuten Mobileは13.5%~18.7%と割高に設定されています。

画像提供:鮎原透仁

画像提供:鮎原透仁

最も価格差が少ないiPhone16 128GBでもApple Storeに対してキャリアの価格は2万円ほど高く、最も差の大きいiPhone16 Pro 1TBでは5万円以上もの差があります。

携帯キャリアの中では、Rakuten Mobileが最安で、若干の違いはありますが多くのモデルでauが2番目に安く、SoftBankが3番目、docomoが最も価格設定が高くなっています。

まずは、ご自身が購入を希望されるモデルと本体ストレージ容量を決めた上で、価格を比較してみましょう。

キャリアの端末割引は最大で44,000円

iPhone16の端末代金に対して携帯キャリアは独自の割引を行なっています。店頭やオンラインショップでも行われていて、総務省が割引上限規制としている44,000円(税込み)が最大の割引金額です。

ただしいつでも割引が行われているわけではなく、買い替えるタイミングや条件によって割引の有無や金額も大きく異なります。

また基本的には携帯会社を乗り換える人に対する特典割引となっているため、会社を変えずに端末の買い換えだけ行う”機種変更”に対しては、端末割引は行われていないケースがほとんどです。割引が行われていたとしても乗り換えに比べると割引金額は少なくなっています。

端末割引が44,000円ともなればお得に思えますが「割引があるから乗り換えると得ですよ」といった話に飛びつくのは危険です。

購入するモデルによってはApple Storeよりも価格設定が割高なため、割引されてもApple Storeの価格より高いこともあります。その上割引の条件を満たすために高額な料金プランの契約やオプション加入が必要であるとなると、端末代金が安くなっても料金プランが高額となり支払総額では損するケースもあるので慎重に判断しましょう。

端末購入プログラムの仕組みについて

端末購入プログラムはキャリアに端末を返却することで、その後の端末残債が免除されるという仕組みで、2つのパターンがあります。

Apple、SoftBank、Rakuten Mobileは長期分割払い方式となっていて、36回払いや48回払いといった形で支払期間を長く設定しておき、25カ月目に端末を返却すると36回払いの場合は残り12カ月分の残債、48回払いの場合は残り24カ月分の残債が免除されます。

端末価格24万円の例

240,000円の48回の分割として月々の端末代金は5,000円となり、24回(120,000円) の支払いを終えた際に端末を返却することで、残り24回分の120,000円が免除されます。端末を返却しない場合は、月々の端末代金5,000円が48回払い終了まで続きます。

docomoとauは残価設定方式となっていて、端末価格の一部をあらかじめ残価(2年後の予想下取り価格)として据え置き、残りの金額を24回分割で支払います。25カ月目に端末を返却すると、あらかじめ設定された残価が免除されます。

端末価格24万円(残価132,000円の場合)の例

240,000円から残価の132,000円を差し引いた108,000円の24回分割として、月々の端末代金は4,500円。4,500円×24回 =108,000円 の支払いを終えた際に端末を返却することで、残価の132,000円が免除されます。

端末を返却しない場合は、132,000円の24回分割払いがスタートし、月々の端末代金5,500円が48回払い終了まで続きます。

いずれも購入方法も全ての支払いが終われば端末を返却する必要はありません。このシステムを利用することによって月々の端末代を抑えることができますが、残債の免除特典を利用せずに端末代金を支払い終えた場合、前述したようにApple Storeよりも価格設定が高い分、支払総額が割高になるので注意が必要です。

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