新潟県三条市に隈研吾が設計した、スパと宿泊、レストラン、ショップを備えた複合型リゾート【Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS(スノーピーク フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ)】が2022年4月にグランドオープン。アウトドアメーカーの「Snow Peak(スノーピーク)」がめざす、自然と人とが一体になる施設です。
|眺望が素晴らしいサウナと大浴場、外気浴は高原気分!
敷地内の地下1,500mから湧く天然温泉を利用したスパは、景色の素晴らしいサウナや露天風呂、自然との一体感を満喫できる外気浴テラスなど、温泉ファンやサウナーの天国と言っても過言ではない施設です。
▲スパ、レストラン、ショップが入るメイン棟 <画像提供:Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS>
木のルーバーを活かす隈研吾の建築スタイルですが、キャンプ用品で知られるスノーピークをリスペクトして、建物の軒下や屋内の天井には、キャンプで使う薪(まき)を利用。内と外とをシームレスにつなぎ、アウトドアのスピリットを表現しています。
▲難燃剤処理された薪は3種類の長さにカットされ、規則的に配置します
▲5万坪の広大な草原にキャンプフィールドやスノーピーク本社があります <画像提供:Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS>
▲モダンでクールな脱衣場
スパは宿泊者以外にも日帰り入浴(¥1,600・タオル付)が可能。ドライヤーはダイソン。植物由来にこだわるレジェナのクレンジングや化粧水、乳液を用意します。
▲スパは日替わりで男女入れ替えに
大きな湯船には自家源泉の弱アルカリ性単純温泉が注がれ、ガラス張りの内場からは日本三百名山の粟ヶ岳を眺望。冬は一面の雪景色を楽しめます。
▲シャワーを使いながら眺望が楽しめる一直線に並んだ洗い場
洗い場は、座った状態でも外の景色を楽しめるよう、高さを控えめに設計。家具メーカー「Time & Style」の桶とバスチェアは新潟産の杉材が使われています。
▲壁一面がガラス張りになったサウナでは、自然との一体感を満喫
90度に設定されたサウナは黒を基調にしたシックな空間。サウナヒーターを中央に置き焚火を囲む感覚で楽しめます。粟ヶ岳の春夏秋冬を楽しめる眺望は、何度も通いたくなるほど魅力的です。
▲セルフロウリュウもできる!
360度型のサウナヒーターには、遠赤外線効果が高くロウリュウに最適な「ケルケスストーン」を採用。
▲最深120cmの深さがある水風呂
水風呂の温度は16度ほど。潜水不可の水風呂が多い中、頭まで水をかぶりたいというリクエストに応え、深い浴槽になっています。ガラス窓と石造りの水風呂は男女日替わりで利用します。
▲外気浴を楽しめるのは45平米もの広さがあるテラス