ボケないために効果的なこととして定着している通説や、これが効く!と言われる習慣や食べ物など…。まだまだ未解明であると言われる〝脳〟にまつわる神話について、認知症予防・治療の第一人者新井先生のご意見を参考に検証してみました。脳の健康寿命を伸ばすためにできることから始めましょう!
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1:指先を使う趣味はボケにくい

編み物やピアノなど指先を使うことが予防になるという直接的証拠はないが、「好き」で楽しめるならばおすすめ。
2:腸内環境が良好な人はボケにくい
脳相関は最近のホットな医学的話題。ビフィズス菌などで腸内環境を整えると、認知症の発症を遅らせるとのエビデンスに注目が集まっている。
3:怒りっぽいとボケやすい?
メンタルの老化で元々の性格が丸くなる場合と、怒りっぽくなる場合がある。認知症になりやすい性格的傾向はないが症状の現れ方には性格が影響。
4:大股で歩く人は ボケにくい

だらだら歩きは✕。手足、特に太ももの動きを意識し、歩幅も少し大きくすることも重要。デュアルタスクで歌うことも◎。
5:いくつも同時進行でできる人はボケにくい
脳の健康は、何か一つだけやるよりも同時に複数のことをする(デュアルタスク)は、脳を広く刺激するトレーニングになる。
6:思い出せないときに検索せずに思い出すことが大事

ど忘れならば、他の時には思い出すので思い出すまで検索せずに考えることにはあまり意味がない。
7:楽しく意欲を持てる対象がない人はボケやすい
脳は楽しい!と感じることで活性化するので、意欲を持って楽しい時間を過ごすことは脳のためにとても有効。