猛暑が続く日々。番組で紹介された冷房器具の正しい使い方に、視聴者からも驚く声が。
29日放送の『ポップUP!』(フジテレビ系)では、「ヒンヤリ生活術」と題して、家電製品の専門家が冷房器具の正しい使い方を紹介。
より効率的に涼しくなるためのコツが注目を集めています
■エアコンの風向きは「水平」
番組内でまず紹介されたのは、「エアコンの風向き」。より効率的に部屋を涼しくするためには、風向きは「水平」がベストだといいます。
その理由は「冷たい空気は下に流れるため、水平にすることで、遠くまで風を行き渡らせるようにする」とのこと。「スイング」や「下向き」の場合、真下だけが冷えてしまい、室内の上下の温度にムラができてしまうそう。
なお冷房運転の場合は、風向の調整をしない限り、自動的に水平になるため、そのままの運転でOKとのことです。
■扇風機は「エアコンの反対(向かい)側」に
ここまでは、お笑いコンビ・おぎやはぎの小木博明さんから「常識だよ」と声が上がりますが、次に紹介されたのは、「サーキュレーターや扇風機を併用する場合の設置場所」。
専門家によると、エアコンと扇風機などを併用する場合、「エアコンの反対(向かい)側」に設置するのが適しているそう。
その理由は「エアコンから出た冷気は、下にたまりやすいので、反対(向かい)側に”冷気だまり”ができる」「この冷気だまりをサーキュレーターや、扇風機の風で循環させることで、全体的に部屋を涼しくする」とのこと。
扇風機などを向かい側に設置することで、冷気の循環を促すことがポイントといいます。
■夏は除湿より「冷房」を使うべき理由
続けて紹介されたのは、「部屋を効率よく涼しくするエアコンの使い方」。夏場はよく議論になりますが「冷房のみ使用」がベストだといいます。
専門家によると、「1時間、冷房使用後に除湿」や、「1時間、除湿を使用後に冷房」よりも、「冷房のみ」が最も効率よく部屋を涼しくすることができるそう。
また、冷房運転のほうが除湿運転よりも湿気がたくさん取れるそうで、「除湿は梅雨時期や、冬場に部屋干しするときなど、寒くて湿気が多い場合に適している」という意外な事実も明かされました。
また、「(エアコンの)機種によっては、除湿運転のほうが電気代が高くなる場合がある」とのこと。これには視聴者からも「冷房のほうがいいの!? えー! 知らなかった…!」と驚く声が相次ぎました。
どれもすぐに実践できることなので、できることから取り入れていきたいですね。