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[独立・起業・フリーランス]働く40代の不安に勝る幸せとは?

ライフスタイル

仕事と家庭を両立するために会社を辞め、自分サイズで起業や独立、フリーランスに転身する人が増加中。そんなワーク・ライフ・バランスの取れた働き方の魅力を紹介します。
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目次 ★ 【調香師として起業】近田梨絵子さんの場合

★ 【調香師として起業】近田梨絵子さんの場合
★ 【フリーランスへ】平原礼奈さんの場合
★ 【キャリアコンサルタントへ】大滝うららさんの場合
★ 【独立】大磯爵歌さんの場合
★ 【専業主婦から】平家さらさんの場合
★ 【ブランド立ち上げ】千原真実さんの場合

【調香師として起業】近田梨絵子さんの場合

◯ 金融系企業から調香師として起業 近田梨絵子さん(41歳)
金融機関を退職後、香りを学び調香師に。雑誌「VERY」主催「未来のミセスCEO」に選出されたことを機に、香りの空間デザインや商品開発など活躍の幅を広げる。

<今の働き方の幸せ> どんな環境や状況でも、自分の行動次第で未来がプラスに変わること

人から感謝されること ★★★★★
家族のサポート ★★★★☆
社会貢献度 ★★★★☆

娘が発達遅延を持って生まれ、会社員を続けながら子育ては難しいと感じ退職。娘の療育先で香りと出合い、思い立ったように始めた事業ですが、いつしかこの事業が障がいのある子どもたちの働く選択肢になり、親亡きあとも暮らしやすいように、という思いにまで至っています。
事業を広げられた一番の要因は、「人との繋がり」。自分の夢ややりたいことを口に出すことでご縁が広がり、当初の物販に留まらず、香りの空間演出や、調香のプロの育成へと広がりました。商品デザインやビジネスのやり方を教えてくれ、全面的にサポートしてくれた夫の存在も大きかったです。お互い会社員だとイレギュラーな対応ができずバタバタでしたが、今は土日夜間とシームレスで働けるので家族の幸福度にも繋がっています。

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金融機関を退職後、香りを学び調香師に。雑誌「VERY」主催「未来のミセスCEO」に選出されたことを機に、香りの空間デザインや商品開発など活躍の幅を広げる。

【フリーランスへ】平原礼奈さんの場合

◯ 人材教育系の出版企業からフリーランスへ 平原礼奈さん(40歳)
フリー10年目。最近では障害や性を超えたパフォーミングアーツイベント「True Colors CARAVAN」の広報を担当。

<今の働き方の幸せ> 役割にこだわらず、目的に合わせて魅力的な仲間と仕事を続けられること

社会貢献度 ★★★★★
安定した収入 ★★★☆☆
人との出会い ★★★★★

前職はダイバーシティ事業責任者として障害者雇用促進やユニバーサルデザインなどをテーマに教育企画、研修講師、書籍の企画編集をしていました。「多様性から起こる価値づくり」に興味があり、より広く社会を知りたいと独立。仕事の仕方が180度変わりました。
今はプロジェクトベースで多彩でプロフェッショナルな仲間と社会に価値を起こす仕事ができ、会社員時代とはまた違う喜怒哀楽を味わっています。ファシリテーターや企画編集、広報が得意分野ですが、魅力的な内容なら役割を超えて参画し、学びながらできることの幅を広げています。誰と何をどう取り組むか自分で選択できるのがフリーランスの自分にとっての幸せな働き方。人生の最期まで今のように働き続けたく、そのために何をすべきかを最近よく考えています。

株式会社ミライロの垣内俊哉社長、聴導犬の啓発活動をする安藤美紀さんと。バリアバリューを提案するミライロのイベントで審査員を務めた記念に対談。(撮影:木内和美)
運営するmazecoze研究所の名刺は、福祉事業所さんのクッキー。賞味期限あり!

【キャリアコンサルタントへ】大滝うららさんの場合

◯ アパレルからキャリアコンサルタントへ 大滝うららさん(41歳)
アパレル歴15年。退職後、「and U」発足。夫と2児の4人家族。キャリアカウンセラー資格も取り学生の就職相談にも対応。Instagram@andu.carrer

<今の働き方の幸せ> 資格で自分の選択肢が増えたうえに、収入もアップしたこと

手に職 ★★★★☆
家族との時間 ★★★★☆
会社の保障 ★☆☆☆☆

2人目が生後6カ月の産休中、夫が出張先で倒れました。幸い快方に向かいましたが、それがきっかけでキャリアとは仕事だけではなく、自分を形づくる人生そのものという考えに変わりました。
会社に所属するよりも手に職をつけて自分ベースで働きたいという思いから退職し、キャリアコンサルタントの資格を取得しました。企業セミナーのための営業や、オンラインセミナーを立ち上げるなど、努力が実って軌道に乗り始めたのは起業半年後ぐらいから。個人のブランディングのお手伝いなど仕事の幅も広がり、収入は一時、会社員時代の倍になったこともありましたが、忙しすぎて円形脱毛症を発症した今は少しセーブ。家族との時間を大切にしながら、自分で仕事の質や量を調整し、自分軸に仕事ができていると感じられるのが幸せです。

【独立】大磯爵歌さんの場合

◯ 大手広告会社からブランドプロデューサーで独立 大磯爵歌さん (41歳)
広告会社勤務を経て、2021年独立。個人事業主・中小企業のブランドプロデュースを行う「株式会社Vision Bridge」の代表を務める。2児のママ。

<今の働き方の幸せ> 今まで養ったスキルが、別の誰かの役に立つこと

自分ベースの仕事管理 ★★★☆☆
誰かの役に立つ ★★★★★
親子の時間 ★★★★☆

広告の仕事にやりがいを感じていた私が独立したきっかけは、会社の仕事と並行して個人で動かしていた、「女性のキャリア支援」の活動をもっと踏み込んでやりたかったから。この取り組を通してスモールビジネスの経営者の方とお話しする機会が増え、広告では当たり前のブランディングが誰かの役に立ち、利益以上に価値があると気づいたんです。
まずはパラレルワーク、そして独立と、準備に時間を掛けたことで元所属といい関係性を築いて独立できました。今、熱量のある顧客との出会いに刺激を受けながら自分のペースで仕事ができています。一人だからこそ、毎朝ノートに「現在」「未来」の別に思ったことを書き出して、自分を俯瞰するように。子どもとの時間が増えたこと、夫からの応援が、家庭での嬉しい変化です。

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仕事前に、「今」「未来」に分けてノートに思いついたことを書き留めるのが朝のルーティン。

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