ファンデ前にチーク&リップに血色仕込み
「下地で仕上げた肌に血色を仕込み、そこからファンデを塗ることで余分な厚塗りを回避! 基本、ネガティブを消すのは最後。フレッシュさを先に宿し、それでも気になるところをカバーする気持ちで」
微細なゴールドパールを配合。内側から上気したようなフレッシュで色気のある頰を演出。
カラースティック EX-01 ¥3300/RMK Di vision(限定発売中)
深みのあるブルーにティントによる血色が加わり、うるんだモーヴ唇に。
ティントリップコート EXL3 ¥3300/カネボウインターナショナルDiv.(限定発売中)
気になる青グマにはオレンジカモフラ
「気になる青グマは、肌より若干暗めのオレンジでカモフラ。ポイントはなじませるエリア。クマは目の下だけでなく目頭の上まで広がっているので、ここまでケアしてあげて」
《1》クマの幅にフィットする平筆を使用。オレンジとベージュを手もとで混ぜ合わせ、肌よりやや暗い色みに
《2》クマの影が落ちている部分に沿うようにしてブラシを当てる。ブラシを倒して、スッとワンストロークで
《3》薬指の腹を使ってトントンとたたき込む。力を加えずあくまで優しく。薄く均一にのばすイメージで
《4》指先に残ったコンシーラーを目頭の上までなじませる。このひと手間で、よりナチュラルな仕上がりが実現
色補整レッドとなじみベージュがコンビに。厚みが出ず、自然な仕上がり。ヴィセ リシェ レッドトリック アイコンシーラー ¥1210(編集部調べ)/コーセー
マスクON/OFF顔の立体感をつくる“鼻根ハイライト”
「顔の中心である鼻根はマスクの着脱にかかわらず目立つ場所。ここに光が差していると、表情がたちまち立体的に。ただし幅広く入れるとテカリにも見えかねないので、ブラシで丸くピンポイントに」
血色感&うるみ感を自然に宿し、まるで素肌が発光しているような質感に。ローズグロウ イルミネーター ¥3850/ローラ メルシエ ジャパン
エマルジョンファンデの指づけでうるみ肌復活
「肌直しはパウダーではなく、みずみずしく潤い質感のもので。テカリやヨレが気になるところだけピンポイントでレタッチしましょう。指先で点置きし、パフやスポンジで丁寧になじませることが大事」
《1》クリームパクトを薬指の腹の部分にとり、直したい箇所にトントンとおく
《2》付属のパフで均一になじませる。滑らせるのではなく、たたき込むイメージで
しっとりクリーミーなファンデが固形に。グロウ クリーム コンパクトSPF41・PA+++ 全3色 ¥6050/SUQQU(9月2日発売)
お直しパウダーもおでこ&眉下で清潔感アップ
「テカリが最も気になるのは額ですが、意外に見落としがちなのが眉下。ここのテカリを押さえると、一気に清潔感が増します」
眉上の骨格に沿ってパフでテカリを押さえ、余分な皮脂をしっかり吸着。サラリとクリーンな肌印象に
微細な6色パールのつやめきベール。皮脂や汗くずれ防止にも効果。AQ オーラ リフレクター 02 ¥11000/コスメデコルテ
眉下テカリのお直しは、パウダーでかるく押さえた後、コンシーラーを薬指の腹でなじませて完成。ここを制すると肌印象が一気に変化
極細芯のコンシーラーとアイブロウがコンパス型のダブルエンドに。小さくたためて邪魔にならない。フジコ 美眉アレンジャー 全3色 各¥1650/かならぼ
ニット¥23100/ライフズ 代官山店(TODAYFUL) パールイヤカフ¥39600(ル フェール)・ゴールドイヤカフ¥11000 (ワームス)/ワームス ルミネ新宿
撮影/嶌原佑矢(人)、ITCHY(物) ヘア&メイク/岡田知子〈TRON〉 スタイリスト/辻村真理 モデル/森絵梨佳、吉田奈央〈スーパーバイラーズ〉 取材・原文/前野さちこ 構成/渡辺敦子 ※BAILA2022年10月号掲載