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究極のむっちり感!特別な山芋を使った、なまはげ饅頭「赤まん・青まん」/あんこ菓子のプロが推薦!vol.11

グルメ

毎年2月、秋田県男鹿市では「なまはげ柴灯(せど)まつり」が盛り上がりをみせます。古来より地元では、なまはげは無病息災・田畑の実りなどの節目にやってくる来訪神(らいほうしん)で’’神の化身’’として迎えられてきました。そして2018年、そのなまはげを含む来訪神がユネスコ無形文化遺産に登録され、日本の伝統文化として再び注目を集めています。

毎年2月、秋田県男鹿市では「なまはげ柴灯(せど)まつり」が盛り上がりをみせます。古来より地元では、なまはげは無病息災・田畑の実りなどの節目にやってくる来訪神(らいほうしん)で’’神の化身’’として迎えられてきました。そして2018年、そのなまはげを含む来訪神がユネスコ無形文化遺産に登録され、日本の伝統文化として再び注目を集めています。

今回は、そのなまはげをイメージしたあんこ菓子「赤まん・青まん」をご紹介します。赤まん・青まんは、明治16年、東京日本橋の榮太樓總本鋪から暖簾わけされて創業した秋田の老舗菓子店「菓子舗 榮太楼」が作っています。いまでは新しいご当地和菓子として、地域の人々だけでなく観光客にも人気の商品です。

黒糖がアクセントの赤まん、もっちり感がすごい青まん

もともと赤まんの前身となる利休まんじゅうが、地元で評判の定番和菓子として発売されていましたが、2015年、関東圏での発売をきっかけにリメイクされたのが「赤まん・青まん」です。

赤まんの皮は小麦粉をベースにした蒸し皮で、沖縄波照間産の黒糖が使用されています。中にはこし餡がぎっしり詰まっており、さらにその中に黒蜜ジュレが入っています。黒蜜ジュレのわずかな塩気が、こし餡を甘じょっぱく感じさせてくれます。さらに黒蜜のキレのある独特の濃い風味がまんじゅう全体の心地よいアクセントになっています。

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青まんの皮には、田沢湖産の天然山芋が使用されています。一般的に薯蕷饅頭と呼ばれる種類のお饅頭ですが、特徴はビックリするほどの独特な皮のむっちり感です。まるで分厚い肉まんのような歯ごたえで弾力性があります。

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実は田沢湖産の天然山芋は、この地域でしか収穫できない極めて粘り気の強い特別な品種で、近隣の乳頭温泉郷の名物料理「山芋鍋」でもよく知られています。山芋鍋では、イモをすりつぶし丸めて鍋にそのまま入れるのですが、あまりの粘り気に煮崩れすることなく、山芋そのままの茹で団子になるほどです。

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青まんのあんこは、淡い藤色のこし餡で甘さは控えめです。ひとたび食べると、皮と一緒になって口の中で吸い付くように、ずっと噛みしめてたくなるほどです。

和菓子界随一の職人、佐々木勝氏が監修の自家製あん

赤まん・青まんに使われているこし餡は、北海道大納言使用の自家製餡。実は業界内外問わず、多くのメディアから注目され続ける菓匠京山の店主、佐々木勝氏を顧問に迎えて作られています。佐々木氏は、常に時代の先端を行き多くの関係者から尊敬を集める一流の和菓子職人で、昭和25年(1950年)に設立された東京和菓子協会の技術顧問でもあります。赤まん・青まんのこし餡は、まさに業界最高峰の味と言っても過言ではありません。

2017年、「赤まん・青まん」は第27回全国菓子大博覧会で金菓賞を受賞。名実ともに人気のあんこ菓子で、赤まん・青まん、それぞれに特徴的な味わいです。食べ比べをしながらじっくり味わえば、無病息災・家内安全の祈りが男鹿のなまはげにまで届くかもしれませんよ。

なまはげの「赤まん・青まん」8個入り/菓子舗 榮太楼
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