こだわりの素材を活かし、一つひとつ丁寧に作り上げるお菓子が多くのファンを魅了する「中島大祥堂」さん。このたび、「おいしいギフトアワード2025」において、「丹波栗のけーき」が【総合大賞】に輝きました。
今回の受賞を記念し、「中島大祥堂」さんにインタビューを実施。商品開発の裏話やこだわり、ギフト商品への想いなどを伺いました。
「日本の原風景」丹波から生まれる、こだわりのお菓子
―― まずは、中島大祥堂さんについて教えてください。
当社は兵庫県丹波市に工場を構え、2015年4月に「NTD中島大祥堂 丹波本店」を創業しました。丹波は「日本の原風景」とも称される美しい里山が広がり、人と自然が調和した温かみのある土地です。豊かな水と肥えた土地に恵まれたこの地では、さまざまな素晴らしい産物が生まれてきました。
私たちは、そんな丹波の豊潤な素材を活かし、心を込めてお菓子作りをしています。なかでも「丹波栗」「丹波黒豆」「丹波大納言小豆」は、古くは朝廷や幕府に献上されてきた最上級の食材です。当店の代表商品である「いもくり」は、これらの丹波素材の魅力を存分に楽しんでいただける逸品として創業以来、ご愛顧いただいています。
まさかの「総合大賞」受賞に驚きと喜び!
―― 「おいしいギフトアワード2025」総合大賞受賞の感想をお聞かせください。
このたび総合大賞を受賞できたことに、本当に驚いています! もちろん、自社の商品には自信を持っていますが、「おいしいギフトアワード」には全国から魅力的な商品が多数エントリーされていたので、「少しでも注目してもらえたら嬉しいね」という気持ちでいました。それがまさかの総合大賞受賞! 喜びと驚きでいっぱいです。
この受賞は、日頃から支えてくださる皆さまのおかげです。 これを機に、より多くの方に「丹波栗のけーき」の美味しさを知っていただけたら嬉しいです。
「大切な人に贈りたくなるケーキ」を目指して
――「丹波栗のけーき」の開発のきっかけやこだわりについて教えてください。
「大切な人に贈りたい、食べてもらいたいと思えるようなケーキを作りたい」という想いから誕生しました。特に丹波栗の大きさを活かし、食感と満足感を存分に楽しめるようにこだわっています。
開発にあたっては、数え切れないほどの試作を重ね、当社ならではのベストな配合にたどり着きました。
また、原材料にもこだわり、丹波産「やまぶき卵」、国産バター、国産小麦粉を使用。さらに、4Lサイズの丹波栗を4つも贅沢に使い、どこから切っても栗が入り、何等分しても栗を感じられるようにしています。
また、栗のペーストもふんだんに使い、丹波栗ペーストの淡い味わいと、ヨーロッパ栗ペーストの繊細な風味を組み合わせました。さらに、アクセントとしてヨーロッパ産の栗ダイスを加えることで、栗の食感をより一層引き立てています。
焼き上げ直後には、自家製ラムシロップを塗布し、大人の風味と深みのある味わいを楽しめる一品に仕上げました。
「どこを切っても栗!」おすすめの食べ方
―― 「丹波栗のけーき」をより美味しく味わう食べ方を教えてください。
おすすめのカット方法は、三角形になるように4等分すること。これによって、栗の断面が美しく見えるだけでなく、どこを食べても均等に栗を楽しめます。
また、常温でのお届けですが、しっとりとした生地なので冷やしても美味しく召し上がれます。さらに、バニラアイスを添えると、より贅沢な味わいになります。
ギフトとしてのこだわり
―― 桐箱や風呂敷で包まれた特別なパッケージが印象的です。
ギフトは単なる「贈り物」ではなく、大切な人への「想い」を届けるものだと考えています。だからこそ、品質はもちろんのこと、パッケージの仕様や質感にもこだわり、贈る方の気持ちが伝わるようなデザインにしています。
実際に「初めは贈答用として購入しましたが、一度自宅用で食べたら、本当に美味しく大きな丹波栗がたくさん入っており幸せな気分になりました!」と喜んでくださったお客様の声もありました。大切な方へのギフトとしても、ご自宅用としても、満足していただける商品をお届けしたいと思っています。