スイーツ激戦区としても名高い自由が丘に、“チョコレートよりもチョコレートを感じる”ガトーショコラ専門店「ショコラフィル」がオープンしました!手がけるのは「お菓子を、進化させる」をミッションに掲げてスイーツブランドを展開するBAKE。業界注目の最新スイーツをさっそくご紹介します!
macaroni編集部レポート
チョコレートの味を追求したガトーショコラ専門店
チーズタルト専門店「BAKE CHEESE TART(ベイクチーズタルト)」、カスタードアップルパイ専門店「RINGO(リンゴ)」などのブランドを手がけるBAKEが、“チョコレートよりもチョコレートを感じる”ガトーショコラをコンセプトに「ショコラフィル™(Chocolaphil™)」をオープンしました。
BAKEは、販売方法や、ブランドコンセプト、お菓子を取り巻く全ての環境に徹底したこだわりをもち、スイーツ業界では前衛的な企業として多方面から関心が寄せられています。今回の新ブランド発表会には多くのメディア関係者が集まり、その注目度の高さもうかがえました。
Chocolat(ショコラ)とPhil(〜を好きな、〜を愛する、愛好家)を掛け合わせた「Chocolaphil™」という名前には、“チョコレートを愛する全てのひとへ贈るガトーショコラ”という意味合いが込められているそう。
BAKE代表の角田氏が自信たっぷりに「BAKEが作ったチョコレートの味わいを楽しんでほしい」と、アピールしたガトーショコラ。それが生まれた背景とともに、気になる味と香りを詳しくレポートします!
イメージカラーはウルトラマリンブルー
BAKEはいままでに「BAKE CHEESE TART(ベイクチーズタルト)」をはじめとし「RINGO(リンゴ)」「PRESS BUTTER SAND(プレスバターサンド)」など、系6ブランドを展開してきました。その6ブランドに共通するのが、それぞれを印象付ける「イメージカラー」を持っているということ。
新しく誕生した「ショコラフィル™」はウルトラマリンブルーを使用していて、カカオが渡ってやってくる広大な海をイメージ。さらに“キーカラー”として、店内にはシルバーの装飾が施されています。このシルバーはチョコレートの味と風味を守るための「銀紙」からインスピレーションを受けたもの。一粒のカカオから派生するモノの広がりや反響(リフレクション)を表現し、BAKEが手がけるチョコレートの味わいが広がってほしいという願いが込められているそうです。
焼きたてガトーショコラの製造工程を見学
工房一体型の店内は、カウンター越しに焼きたてガトーショコラ「ロンド」が作られる様子が見物できる作りになっています。
ショコラフィルのガトーショコラで使用しているのは、鎌倉のアロマ生チョコ専門店「ca ca o(カカオ)」のコロンビア産チョコレート。チョコレート生地を型に流し込み一度焼きあげ、キャラメリゼしたカカオニブを散らし再びオーブンへ。オーブンから立ち込めるチョコレートの濃厚で甘い匂いは、店先まで広がり街行く人々を誘惑します。
濃厚ガトーショコラはうっとりするおいしさ!
焼きたてガトーショコラ「ロンド」
併設された工房で作られるカップタイプのガトーショコラ「ロンド」は、その場で焼き上げられた出来立てを楽しめます。カップからは温もりが感じられて、ふわりと漂うカカオのビターな香りに癒されます。スプーンでつつくと表面はサクサク、中は密度のある重たい感触です。
食べてまず感じるのはビターな風味とベリー系のフルーティな酸味。しっとりとした舌触りながらも、ガトーショコラにしては軽い食べ応えです。口内の温度で溶けてくると徐々にまろやかで濃厚なチョコレートの甘さが感じられます。トッピングされたカカオニブは、さくさくとした食感とキャラメルの程よい甘さでいいアクセントに。カップタイプのロンドは、家族や友人へのちょっとした手土産にぴったりです。
ずっしり濃厚なバータイプ「レクタングル」
バータイプの「レクタングル」はロンドに比べると密度が高くどっしりとした食べ応え。カカオのビターな風味と、濃厚でありながらもちょうどいい甘さは、ショコラフィルのコンセプトにもなっている“チョコレートよりもチョコレートを感じる”という体験をもたらします。
BAKEのおすすめの食べ方は、冷蔵庫で1日寝かすこと。冷やすことで生地が締まり、口当たりが変化しすることで味わいの違いを楽しめるそうです。
チョコレートを愛でる瞬間をショコラフィルで
ガトーショコラの王道をゆくような味わいながら、繊細なカカオの風味の変化と口の中でとろける食感にうっとり。「チョコレートを愛でる」という“Chocolaphil”の名の通り、口にした瞬間に広がるチョコレートの豊かな味わいが愛おしく感じました。
“チョコレートよりもチョコレートを感じる”ガトーショコラは、チョコレート愛好家も、自由が丘のスイーツ好きもきっと満足させてくれるに違いありません。
店舗情報
構成・文・写真:田上 大輝(macaroni編集部)
※本記事は個人の感想に基づいたものです。味の感じ方には個人差がありますのでご了承ください。