02.18Wed/水

LOCARI(ロカリ)

子どもの作品、どうしてますか? リサイクル工作を捨てられない親たちの苦悩

子どもたちが毎年、頭を悩ませている夏休みの自由研究。最近は、ペットボトルなど身近な廃材を活用した工作も人気です。気づいたら、家の中が子どもの作品であふれて返ってしまうことも……。

気づくと家のあちこちに子どもの作品が...... Akiko Kobayashi / OTEMOTO
気づくと家のあちこちに子どもの作品が…… Akiko Kobayashi / OTEMOTO

ペットボトル、牛乳パック、段ボール、割り箸、ストロー、新聞紙、紙コップ……。

ごみが再びごみに

環境省の2021年度の調査によると、家庭ごみに含まれる容器包装の廃棄物は、容積比で66.0%。そのうちプラスチック類は50.4%を占めており、パック、カップ、弁当容器や、商品の包装袋が多くみられました。飲料用ペットボトルは、ごみ全体の6.0%でした。

提供写真
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しかし、こうしたごみの中には、そのままリユースやリサイクルできるものとそうでないものが混在しています。浅利さんはこう話します。

ペットボトルは、色を塗ったり他の素材をくっつけたりすると、リサイクルできなくなることがある Akiko Kobayashi / OTEMOTO
ペットボトルは、色を塗ったり他の素材をくっつけたりすると、リサイクルできなくなることがある Akiko Kobayashi / OTEMOTO

PETボトルリサイクル推進協議会によると、リサイクルできるペットボトルには「PET」という識別表示マークがついています。ラベルやキャップはそれぞれ異なる樹脂でできていることが多く、「プラ」と表示されています。ラベルやキャップをはずしてからペットボトルをリサイクルに回すよう求めている自治体がほとんどです。

持ち物はケチャップの空き容器

一方、学校からリサイクル工作のために持ってくるよう言われる材料の中には、家庭によっては「わざわざ買って準備しなければならない」ものもあります。

ごみを価値あるものに

学校が一律に材料を指定するのであれば難しいですが、夏休みの自由研究は、どんな材料を使ってどんなものをつくるかを、子どもが主体的に考えるきっかけになります。

京都超SDGsコンソーシアムでのファッションショーの様子 提供写真
京都超SDGsコンソーシアムでのファッションショーの様子 提供写真

「アップサイクルとは、価値がないとされるものに価値をつくっていくことです。身の回りにあるもので、工夫すれば価値を上げられるものはなんだろう、と『お宝さがし』をしたり、この素材はこんなふうに使えるのでは、とアイデアを膨らませながら選んだりすることにも、おもしろさがあるのではないでしょうか」

著者:
小林明子
OTEMOTO創刊編集長 / 元BuzzFeed Japan編集長。新聞、週刊誌の記者を経て、BuzzFeedでダイバーシティやサステナビリティの特集を実施。社会課題とビジネスの接点に関心をもち、2022年4月ハリズリー入社。子育て、教育、ジェンダーを主に取材。