家事や育児、仕事に忙しい働くママにとって、家庭と仕事の両立は永遠のテーマですよね。また、これから仕事をはじめようとしているママや育休中のママのなかには家庭と仕事の両立に不安を感じる方もいるかもしれません。そこで今回はソニー生命保険株式会社が行った「女性の活躍に関する調査2022」の調査結果と、ママスタコミュニティに寄せられた家庭と仕事を両立するための工夫をご紹介します。
バリバリとキャリアを積んでいきたい?
「今後、バリバリとキャリアを積んでいきたいか」というアンケートでは、全体では「そう思わない」より「そう思う」の方が1.8%上回りました。特に各年代通して、30代が「そう思う」と回答した比率が42.9%と最も多く、「そう思わない」を15.3.%上回りました。
一方でママスタコミュニティでは子育て中の働くママたちからこんなコメントも寄せられました。
『子どもはまだ小さいの? ハードになるって帰宅時間とか遅くなったり、休日出勤あったりするなら難しくない?』
『私ならわざわざストレスをためたくないかな』
ママスタコミュニティの働くママは、「子どもが小さいうちは難しそう」「ストレスをためたくない」などネガティブな声もみられました。たしかに子どもがまだ小さいと残業ができない、休日出勤ができないなど自由に働ける時間も限られてきます。それに日々の家事や育児、仕事に追われイライラすることも多いのではないでしょうか。仕事のやりがいを求めたい一方で、役職が上がることで今以上にストレスがかかることは避けたいと思うのかもしれません。
家庭と仕事を両立させるためには?
今後、家事や育児に忙しいママたちが「家庭と仕事を両立させるために必要だと思うこと」というアンケートでは、「育休が取得しやすい職場環境」が70.1%、「男性の家事・育児参加」が69%と上位になりました。育休が取得しやすい職場環境であることはもちろん、家庭でも男性の家事や育児への積極的な関わりは必須ですよね。ママスタコミュニティでも同じように思っているママの声がありました。
『育休がなかったら働けなかったので、ありがたいと思ってる。短時間勤務も』
『家事はほぼ旦那。私がやろうとすると旦那がやらなくて良いよって言う』
『洗濯物干し、お風呂洗い、子どもの寝かしつけは夫婦交代制で、食器洗い(食洗機に入れる)、リビングの掃除、トイレ掃除は基本できる人がするという形です』
ママの育休だけでなくパパの育休取得が増えてきている昨今、パパの育休を取得しやすい環境が整っていると安心ですね。また、パパも短時間勤務を取り入れることで積極的に家事や育児に参加し、ママが仕事に集中できる時間をつくってほしいですよね。ママとパパが2人で分担できると、仕事の大変さだけでなく家事や育児の大変さをお互いに分かり合えるかもしれませんね。
家事育児と仕事、乗り切るために
育児をしやすい職場環境が整っていたり、パパの協力があっても、やはり家庭と仕事の両立はとても大変なもの。ママスタコミュニティの働くママたちは、日々どうやって家庭と仕事の両立をして乗り切っているのでしょうか。
『遅くなって夕食を作るのがつらかったら無理せず外食、またはテイクアウトと割り切る』
『家事は次の日休みがだったら洗濯をさぼる、食事は惣菜や冷凍、ミールキットたまに外食、掃除は気になったときに気になったとこだけやる、洗い物はほとんど食洗機を活用する』
『私も同じメニューのときがあります! 多めに作っておいて2日かけて食べるとか』
毎日のご飯作りは家事の中でも本当に大変な作業ですよね。ご飯を作るのも献立を考えるのも一苦労。つらいときには無理せず外食やテイクアウトを活用すると後片付けの手間も減ってママの負担も減らせるはず。今は下ごしらえをしなくてよい、カット野菜やミールキットもありますし、レンジで温めるだけの冷凍食品もたくさんあります。すぐに使えるように冷蔵庫に食材のストックがあると便利かもしれませんね。
また、便利な家電製品を取り入れることで家事の負担が軽減されるのではないでしょうか。自分自身を犠牲にしてまで完璧にこだわらず、便利なサービスや家電や頼りながら無理せずにいきましょう。
参考・厚生労働省「育児休業、短時間勤務制度」
参考・厚生労働省「産後パパ育休(出生時育児休業)が10月1日から施行されます」
参考・PR TIMES「女性の活躍に関する調査2022」
文・つばさ 編集・木村亜希 イラスト・Ponko
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