整理収納コンサルタントの須藤昌子です。コロナの流行に伴って、自分のおうちを心地よい場所に変えようと考える方が増えたこともあり、「すっきりした家」にしたいという声を耳にすることが多くなりました。でも、人それぞれ「すっきり」の基準は異なります。そこで今回は、誰が見てもすっきり見えるおうちの共通の工夫をご紹介します。
①出ているモノが少ない
すっきり見えるおうちでは、目に入るモノの数が少ないという事が共通しています。
ついつい「いつも使うモノだから」と、日常使うモノをしまい込まず、あえて出した状態にしている事も多いと思います。でも、すっきり見えるおうちにするには、出しておくモノの数を絞ることが大事になります。
日常生活で使うモノはさまざまあります。何を出して、何をしまえば良いのか?と言えば、「使用頻度の高いモノ」。少しだけ出しておくことで、すっきりとしたお部屋に見えるコツになります。
②色数をおさえている
壁の色や床の色などに合わせたモノをメインに、目に入る色数を1つか2つに抑えるように気を配ることで、すっきりしたおうちを実現しています。
色々な色のモノが沢山目に入るだけで、ごちゃついて見えてしまいますので、出来るだけ目に入る色数を少なくすることをお勧めします。
また、置いておくモノのテイストを合わせたりする事でも、すっきりとした統一感を持たせることにつながります。
③家具の高さに気を配っている
すっきり見えするおうちの中にあるのは、高さの低めの家具。高さがある事で圧迫感が出てしまいますが、高さの低い家具は目に入る壁の量が増えるので、空間を広く感じることが出来、すっきり見える効果も感じられます。
「沢山、モノが入るように」と大きな家具を買いがちですが、心地よい空間を作るという観点から、収納量だけにとらわれない事も、すっきりとしたおうちづくりをする上では大事かもしれません。
④まとまりを持たせている
ラグなどを使ってエリアごとにまとまりをもたせることで、お部屋はすっきりと見えます。
「椅子だけを置く」だけでなく、椅子の下にラウンドのラグを敷くなど、ちょっとした小物を使う事で、見え方に変化をつけることが出来ます。
空間づくりとちょっとした工夫が大事
ただモノを少なくすれば、素敵に見えるおうちを実現できるというわけではありません。すっきりしたおうちの共通点は、空間を作ったり、見えるモノの数・色などへの配慮や気配りをしていたりする事なのだと思います。
自分のおうちをどんな雰囲気にしたいか、何を出しておけば、心地よいか?等、家族みんなの心地よさを保ちながら「見え方」の工夫をしていくことが、誰が見てもすっきり見えるおうちに変えていくことにつながるのではないでしょうか。