各ジャンルに詳しい専門家や愛好家が、テーマごとに“NO.1のおでかけ先”を紹介するコーナー『わたしのイチ推し。』。今回は旅するパンマニア・片山智香子さんが、「都内で絶品シュトーレンを食べるならココ!」というお店をナビゲートします。
旅するパンマニアがナビゲート!
1万個以上のパンを食べ歩いた旅するパンマニア、片山智香子です。今回は「都内で絶品シュトーレンを食べるならココ!」というお店をご紹介します。
味の変化を楽しめるのが魅力。ドイツの伝統的な菓子パン・シュトーレン/ル パン ドゥ ジョエル・ロブション
クリスマスを待つアドベント(イエス・キリストの降誕を待つ期間)の間に食べるドイツの伝統的な菓子パンである「シュトーレン」。最近では日本のパン屋でも良く見かけるようになったので、あぁ、あのパンね!とすぐに分かる方も多いのではないかと。
どんなパンなのかご存じない方にご紹介すると、たっぷりのバターが入った生地に、ラム酒などの洋酒につけられたドライフルーツやナッツなどが練りこまれていて、表面は粉砂糖がまぶされていることから白い見た目をしているのが特徴。
本場ドイツではクリスマス前にシュトーレンを毎日薄くスライスして食べていく習慣があり、日が経つにつれて、シュトーレンの中に入っているドライフルーツの味が生地に染み込んで味わい深くなる・・・という、味の変化を楽しめるのが魅力のパンです。
一つ2,000円以上するものが多く、決してお安くはないので、できたら自分好みのシュトーレンを食べたいじゃないですか。お店によって中に入っている具材や味わいなど微妙に違いがあるなか、個人的に推しなのが「ル パン ドゥ ジョエル・ロブション」のもの。
ノーマルタイプとショコラタイプがあるのだけれど、今回ご紹介したいのはノーマルタイプ。大小のサイズから選べ、別途料金はかかるけれど化粧箱に入れることもできるので、手土産にも良い感じ。
恵比寿や六本木にも店舗があるのだけれど、私が良く行くのは渋谷ヒカリエ ShinQs 東横のれん街店。最初にシュトーレンに出合ったのもこちらのお店。渋谷ヒカリエの地下2階にあり、駅から近く買い物帰りに寄ることができるのも嬉しい。
賞味期限は製造日から約1カ月。1cmくらいにカットしたら常温のままいただきます。
レーズン、クランベリー、オレンジ、そしてイチジク、それにアーモンドとピスタチオがゴロリと入っていて、一口目に感じる、鼻にぬけるような、さわやかなスパイスの香り。さっくり、ほろほろとクチドケが良く、時折感じるジューシーなドライフルーツとナッツの香ばしさ。バターがたっぷり配合されているので、しっとり食感。それらをやさしく包みこむような和三盆のまろやかな甘みがたまらなく美味しい。
時間の経過により熟成され、変化する味わいを堪能するのも楽しみの一つなのだけれど、あまりに好きすぎて一気に食べてしまいたくなる欲望を抑えるのが大変です。
所在地
東京都渋谷区 渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ ShinQs B2F
最寄駅
渋谷
電話番号
03-6434-1837
当サイト内のおでかけ情報に関して
※本記事は2022年12月10日時点の情報です。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、掲載している情報に変更が生じる場合があります。最新情報は直接お問い合わせください。
※おでかけの際はマスクの着用、手洗い・手指消毒などを心がけ、感染拡大の防止に十分ご配慮いただきますようお願いします。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。