17日(火)
今日の夕方から来月4日の立春を迎えるまでが冬の土用となります。土用とは各季節の節目のことで、次の季節への移行準備期です。人間の体でいえば腕や脚の関節、上半身と下半身をつなぐ腰に当たります。関節部も腰も柔軟性が失われると急激な変化に耐えられないのと同じで、季節も人も、そして社会も柔軟性が欠かせません。
18日(水)
会社の経営陣とか国政を担う者たちが、一般社員や大衆の与り知らないところで重要な決定をしているといった意味の日です。それがみんなにとって有益なことであれば、ぜひともその責任を果たしてほしいところです。個人的なレベルにおいても、さまざまな責務や誘惑があるなかで、本当に大切なことに集中することが求められる日です。
19日(木)
大事な商談を控えているとかプレゼンに臨む前夜とか、これから大一番だという日の前にはジタバタせずに同僚などと一緒に英気を養うくらいの気概があるとよいものです。自分の至らなさが身に染みているからこそ、そばにいてくれる人たちの知恵と力を借りることに引け目を感じない。そういう人たちには輝く未来が約束されます。
20日(金)
今日からの半月は、冬の土用にあって最も寒いことを示す「大寒」の時期です。今日の暦もそれに連動してか、寒々しく暗い状況を象徴しています。そこから抜け出すための方策は長きにわたる地道な努力か、有力者の支援を得るかというところ。苦悩の淵にあっても自分を腐らせず、いつでも可能性に心を開いておくことが大切です。
21日(土)
今日は旧暦における12月最終日。昔の大晦日であり、明日が旧正月の元日となります。元日を暦上の新たな夜明けとみれば、その前日の今日は日が昇る前の薄暗い時間帯です。足元や周りがよく見えず注意を払いながら歩くようなもので、運勢的には不安もあるでしょう。それでもやがては光が射し、明るく温かくなっていきます。
22日(日)
今日は旧正月(春節)の初日。新年最初の新月ということで心機一転を図るにはいいタイミングです。気持ちを新たにすること=意識を別の世界軸に切り替えることだと考えると、どんな世界で、どんな自分を生きたいかを想像するのは単なる現実逃避だとは言い切れません。まだ見ぬ自分の可能性を探るのに役立つのではないでしょうか。
23日(月)
今の自分にできることとできないことを認めて無理をしないという意味の日です。見栄を張ってスキルを盛ってしまうと、能力以上の仕事を振られて周りを失望させてしまうかもしれません。身の丈に合ったポジションにいれば人はそのなかで輝きを放てるのですから、わざわざ欲を出してまで無謀なことに首を突っ込む必要はないのです。
24日(火)
幼い子供やペット、業務に不慣れな人が何か過ちを犯したときに、その後も同じことを繰り返さないように対策することを表す日です。ただし、教え諭したり注意を促したりしてもミスが繰り返されるなら、その人に問題があるという以前に、システム(やり方)そのものに不備があって見直しが必要だということかもしれません。
25日(水)
よく「TPO(時間・場所・場合)に応じた服装や言葉遣いを」といわれますが、人によっては意外とストレスに感じて疲れるものです。普段は周りに合わせる一方、その反動で自宅や友人同士ではラフに過ごし、はめを外すという場合もあるでしょう。一定の枠のなかでルールに従うことと、それを逸脱するスリルを表す日です。
26日(木)
人間関係は一筋縄にはいかないもので、ときには誤解が生まれたり、見た目や出身、経歴などから差別や偏見が起きたりもします。けれど、よくよく話し合ってみれば思ってもみなかった共通の話題で意気投合したり、勝手な思い込みで相手を判断していたことに気づいたりもします。お互いを知る努力を怠らないことが大切ですね。
27日(金)
遊び仲間とか飲み仲間、勉強仲間、仕事仲間などの関係性のなかで自分の立ち位置を確認する意味の日です。渋々付き合っているコミュニティがあるなら、精神が萎む前に機を見て去りましょう。もっとあなたに合った人たちは他にいます。逆に、このなかで私は頑張るんだという熱意のある人には、より重要な役目が与えられるでしょう。
28日(土)
真冬ならなおさら寝汗をかいたまま過ごせば風邪をひくように、当然の結果を表す日です。ネガティブなことであれポジティブなことであれ、そのままいけばどうなるか想像できることに対して、なるように任せるか、違う流れにしようと手を打つか、それは各自の判断に委ねられます。後者の場合、できることは何でもするでしょう。
29日(日)
このやり方は以前にうまくいったけど今回はダメだった、あるいは、以前はダメだったけど今回よかったのはなぜ? というような行動分析に関する日です。たくさんの可能性や選択肢があるなかでのテスト。一度失敗したからといってあきらめず、調べ直して再挑戦しましょう。協力してくれる人への感謝を表し、厚遇すること。
30日(月)
自分に自信が持てない状態は、実に多くの人が経験している悩みです。それは残念ながら謙虚さではなく、劣等感や悲観、実力不足、自己憐憫と結びついています。とはいえ、「私は自信がある!」とうそぶくのも無理があります。おそらくこの悩みの克服の鍵は、他の人を羨まず、自分と常々向き合って大切に磨き続けることです。