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[バイラ部レポート]読書部の、通勤時間に読みたい「バックの中の一冊」をチェック

スーパーバイラーズが得意な部活動に分かれて、毎月活動報告をしていく連載。今回は、読書部が「バックの中の一冊」というテーマで通勤中や移動時間に読むのにぴったりなおすすめの本をご紹介。

今月の選者
野口瑠菜さん(教育関係・27歳)

社員の変わった秘密に心躍る─ 『日替わりオフィス』

通勤中、どんな気持ちでお過ごしですか?この本は、せわしない日々を過ごすバイラ世代の私たちを、日常からちょっぴり非日常へと誘ってくれます。「働くこと」をテーマに5分ほどで読める物語を18編収録。

飲ませればたちまち男性を虜にする「奉公酒」で天下を目指すOL、指に猫を飼う社員、死神を副業にする契約先等々。普通の会社員に見える彼らは、とんでもない秘密を抱えているのです。彼らの不思議な秘密を知るうちに、あっという間に明るい気持ちに。一日の始まりに、期待が持てる一冊です。

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『日替わりオフィス』田丸雅智著 幻冬舎文庫 660円
職場であり得ないを行動をとる、ちょっと変わった人たちの秘密をのぞき見。読む人を元気にする面白おかしい仕事ぶりが18編入った短編集

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今月の選者
渡邊りりあさん (企画広報・30歳)

劇団ひとり、12年ぶりの書き下ろし─ 『浅草ルンタッタ』

まるで浅草で上演されているひとつの舞台を切り取っているかのように、リズミカルな作品。舞台は、明治・大正時代の浅草で、行き場をなくした女性たちが集う置屋の前に捨てられていたお雪を中心とした物語。

この作品は登場する女性たちがしなやかで強いのが魅力。過酷であらがえない運命の中でも、自分以外の“誰か”のために動く姿に、胸を打たれます。人生は思うようにはなかなかいきませんが、読み終えた後、今日を楽しんで生きていこう!と心にエールが送られるような一冊です。

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『浅草ルンタッタ』劇団ひとり著 幻冬舎 1650円
お雪という捨て子の少女は、置屋である燕屋の人たちに囲まれ幸せな生活を送っていた。あの男が来るまでは……

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