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結婚式に出席するときの服装&持ち物は? 基本マナーをプロが徹底解説

ライフスタイル

冠婚葬祭など、きちんとした場では押さえておきたい基本のマナー。相手への思いやりを示して、スマートに振る舞うためのマナーを、SNSで人気の漫画の主人公「犬のかがやき」と学ぼう。

Q、当日の持ち物を教えて。

A、小ぶりなバッグに収まるよう必要なものだけをまとめて。

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荷物は少ない方がスマートで、ハンドバッグやクラッチバッグなど、コンパクトなものが披露宴向き。お財布も小さいものにして、カードとお札だけを入れること。破れてもすぐにはき替えられるように、ストッキングの予備を持っておくと安心。ハンカチは、レースなどの飾りがついた、白や淡い色のもの、もしくは花柄が上品。

Q、開宴前やお見送り時など、新郎新婦のご両親にはどんなご挨拶をすべき?

A、氏名と関係性を伝え、感謝と祝福の気持ちを贈ろう。
開宴前にご両親を見かけたら、「新婦の高校時代の友人です」のようにこちらから挨拶し、新郎新婦との関係をふくめた簡単な自己紹介をしてから、披露宴にご招待いただいたお礼や、「本日はおめでとうございます」のようなお祝いの気持ちを伝えよう。披露宴が終わると会場の出口では新郎新婦とご両親のお見送りが。そこでは、今日のお礼とお祝い、式の感想をあらためて伝えてから、会場を後にしよう。

Q、披露宴が終わって退席する時に持ち帰るべきものは?

A、席札や席次表、メニューなど残さずすべて持ち帰ること。

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席に置いてある席札、席次表、食事のメニューなどは残さず披露宴のお土産にあたる引き出物の袋に入れて持ち帰る。新郎新婦がこだわりと心を尽くして用意したものも多く、残していくのは失礼になる。また、退席する時は同じテーブルの人たちに挨拶し、状況を見て、年配や目上の方、子ども連れの人が先に出られるように配慮を。

Q、スピーチを頼まれた時、気をつけるべきことは?

A、人柄がわかる話を盛り込み新たな門出を祝福しよう。
スピーチは披露宴におけるハイライトの一つ。時間に指定がある場合はそれに従い、ない場合は長くなりすぎないように注意。新郎もしくは新婦の人となりがわかるエピソードや思い出話を盛り込み、門出の祝福を。家族や仕事関係の人が集まる場なので、迷った時は、くだけた内容は避けて、二人の好感度が上がるようにすること。

いまどき結婚式のフォーマル度を測るには?

事前に情報を集めてきちんと判断を。
最近の結婚式は様式も多種多様。教会やホテルのような場所だけでなく、レストラン婚やリゾート婚など、カジュアルなケースも少なくない。服装などを決める時に知りたいフォーマルの度合いは、主催が新郎新婦本人か両家かや、招待状がオンラインか封書か(いずれも後者がフォーマル)、会場の格式や規模などから推し量ることがポイントに。

小倉朋子さん トータルフードプロデューサー。講演、執筆、飲食店のコンサルティングなど幅広く活動している。テーブルマナーや食を総合的に学ぶ「食輝塾」主宰。『世界一美しい食べ方のマナー』(高橋書店)など著書多数。

明石伸子さん NPO法人日本マナー・プロトコール協会理事長。文部科学省後援「マナー・プロトコール検定」を実施、マナーの啓発に力を注ぐ。『この1冊でOK! 一生使えるマナーと作法』(ナツメ社)など監修本・著書多数。

※『anan』2023年1月18日号より。イラスト・なか憲人(漫画) green K(Q&A) 取材、文・重信 綾

(by anan編集部)

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